ハミングツアー(ケーオーケーケー)

旅のシゴトに新たな価値を! KOKKの地域おこしとは?
地域おこしの最前線へ! 旅行会社の枠を超えた新しい仕事のカタチ
多様な事業展開で培ったノウハウをもとに、旅と絡めた斬新な企画の「地域おこし」で急成長している企業があります。それが「ハミングツアー」でおなじみのKOKK。地域の未来づくりをテーマに、社員それぞれがやりたいことやアイデアを盛り込んで、旅行会社の枠を超えた新たな価値を築いています。
そもそも同社が地域創生を軸とした事業で成功している理由とは? それを探り、イキイキと働く社員の声に耳を傾けると、ほかにはないKOKKの強みが見えてきました。
「お客様に∞(無限大)の感動をプレゼントする! 私たちが目指すのは、そんな未来型旅行会社です」と小柳社長。
埋もれた宝に光をあてて、地域の未来をつくります
始まりは、山形県鶴岡市の焼畑農業体験ツアーでした。その様子がNHKで全国に放送されると、ほかの市町村からも依頼が殺到! 加えて、山形の人気イタリア料理店「アル・ケッチァーノ」との共同事業である、水害にあった農業生産者を支援する企画の成功も後押しに。地域の食や文化を改めて掘り起こし、そこにスポットライトを当てて未来を拓く。そんな「旅×地域おこし」という新たなスタイルへとつながっていきました。 そこからは快進撃が続きます。様々な生産者と出会い農業に親しむアグリツーリズムや、各地の魅力を再発見する自治体とのタイアップツアー、さらに新潟に寄港した豪華クルーズ船の地上ツアーのプロデュースなど、旅行会社の枠を軽々と飛び越えた展開で同社は急成長をとげています。 事業の中心は「地域の未来をつくること」と小柳社長。「現在は、インバウンド向けに新潟・鶴岡・秋田の豊かな食文化をめぐるガストロノミーな旅や、巨大イベント開催時に会場以外のエリアにも人を呼び込むためのオープントップバス&ウォーターシャトルの乗り放題プランなど、国家レベルの実験的な事業を推進しています」と、もはや地域を活性化するコンサルタント的な役割を担っているのが分かります。


2019年に日本海側で初のオープントップバス(屋根の一部が開放された構造)として登場した「宙(そら)バス」。これを運用した様々な企画を定期的に実施。
地域おこしの一環として、独自の食文化が息づく、新潟~山形(鶴岡)~秋田の食を楽しむ「日本海美食海道」を新たに企画。
年間800本のツアーで磨いたノウハウと信頼がバックボーン
KOKKが地域おこしで成功している理由は何か。実はそこに同社の強みが隠れています。
運営するハミングツアーでは「感動プレゼント」をコンセプトに、5万人の会員に向けて年間800本以上のツアーを実施。一般的な観光地めぐりではなく、地域の伝統や文化、食などにフォーカスした独自の内容が好評を得ています。「またツアーには社員が添乗するため、細やかな配慮と臨機応変な対応が可能に。そこで触れたお客様の生の声を次の企画へと即座に反映しています」と小柳社長。こうして磨かれた「企画力」が、注力する地域おこしにも活かされているのですね。
もちろん、それだけではありません。選りすぐりの企画を形にする「運営力」も同社の強み。「元々コンサート制作会社から始まっているため、数千人規模のツアーも当社でオペレーションできます。大手旅行会社が手がけることの多いクルーズ船の地上ツアーを依頼されたのも、その後ろ盾があるからだと自負しています」。
さらに、所有する30台の貸切バス事業、宿泊施設の運営、文化・芸術の魅力を伝えるイベント事業など、多角的なアプローチで安定基盤を築いているのも大きな特徴。だからこそ、地域の活性化に全力で取り組むことができるのです。




コロナ禍を経ても一貫して右肩上がりの売上を記録し、成長し続けている同社。旅行業だけにはとどまらない、多彩な事業展開をしている強みがあるからこそ。
やりたいことが事業として形になり、それが育つ醍醐味も
入社8年目の喜嶋さんは、学生時代のフランス留学を機に新潟の魅力を再発見。「それを広く伝えたい」とこの仕事を志しました。
留学経験を活かして、スイスのハイキングツアーやギリシャのエーゲ海クルーズといった海外添乗を担当する一方、入社当初から携わっていたのが、日本海側初のオープントップバス「宙バス」の立ち上げでした。「これは、新潟から県外や海外へお客様をお連れする従来のツアーとは逆のインバウンド向けの企画。新潟の魅力を伝えたいという志望動機が叶う、やりがいのある仕事でした」。今では、上越市高田の観桜会に絡めたお花見ツアーをはじめ自治体と連携した企画も増え、事業が育っていることを実感。そこにも仕事の醍醐味を見出しているようです。
現在、サブマネージャーを務める喜嶋さん。「当社は成長の機会が豊富です。若手の意見もどんどん反映されるので、挑戦意欲がある人にとっては好環境だと思いますよ」と同社の魅力を語ります。
今後控えている大仕事は、豪華クルーズ船の寄港に合わせた観光企画の責任者。「佐渡は祖父の出身地なんです。世界遺産登録で注目が集まる今、大好きな土地の文化や食を発信できることに喜びを感じています」。


現在は世界遺産登録で注目される佐渡市の魅力を伝える旅行を企画。また、これまでの経験を活かしながらサブマネージャーとして後輩の教育にも力を入れています。
台湾からのコスプレツアーで手応えを実感!
大好きな英語を活かしたい! と2020年4月に入社した宮島さん。でもその直後、世の中はコロナ禍に突入し、4月には緊急事態宣言が発出されます。「ニュースで旅行業界の低迷や新入社員の退職などが報道される日々。多少の不安はあったものの、幸いにも当社の業績が落ち込むことはありませんでした。春はお花見、夏の花火に秋の紅葉という定番ツアーで経験を積むことは叶いませんでしたが、その間、ホテル運営をベースに企画などに取り組みながら学びを重ね、充実した毎日を過ごしていました」。その後、少しずつ県内や近県へのツアーが再開。着実に実践を積みながら成長することができたようです。
自身のフラッグシップは、観光庁の「アニメツーリズム」の一環で担当した台湾からの「コスプレツアー」。人気アニメの聖地をめぐるプランに、重要文化財の建物で楽しむ”実力派シェフ×地元食材”の食文化発信イベントを盛り込み、高評価を得ることができました。
「お客様の『楽しかった』が一番の喜び。考え抜いた企画が当たったときの面白みは格別です」と宮島さん。ほかにも、地道な信頼関係の構築により恒例となった阿賀町活性化の企画など、一つひとつのツアーを成功体験につなげています。


宮島さんの地元のお隣りにある、阿賀町を活性化するべく旅行企画を立案。お客様に喜んでもらうことを第一に、自分もワクワクできるように仕事を楽しんでいます。
各地の自治体から「面白いことを一緒にやりたい」と引き合いが絶えない同社。旅行会社の枠には収まらない企画力と運営力、「私たちの仕事は、地域の未来をつくること」という揺るぎない志が数々の成功事例に表れています。
社員の方々がそろって口にするのは、お客様の生の声を活かしながら、自分のやりたいことを反映できる好環境。旅や食が好きな人、地域文化に興味がある人、そして埋もれている宝を発掘し、光を当て、魅力ある地域づくりに役立てたい、そんな想いを持つ人は必見。多様な事業によって築かれた安定基盤をバックボーンに、存分にチャレンジしながら成長できる職場です。
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