
コロネットトオカマチ


十日町市で暮らしを支えるコロネットとおかまち

住宅型有料老人ホームと訪問介護を軸に地域を支える介護の仕事を深掘りルポ!
十日町市で住宅型有料老人ホームを3施設運営し、訪問介護事業を手がけている「株式会社コロネットとおかまち」。地域の高齢者とそのご家族の暮らしを長年支えてきた存在です。
ここでは小海会長から「コロネットとおかまち」での働き方や、大切にしている価値観などをお聞きし、福祉の仕事についてちょっと深く掘ってみたいと思います。
代表取締役会長
小海 哲さん
もともと物理学を専攻し、柔道整復師の資格を持つ異色の経歴の持ち主。今でもご家族の介護を通して「目の前の人の人生に寄り添う」大切さを学び続けているそうです。
人の暮らしに寄り添うコロネットとおかまちの事業
住宅型有料老人ホームでは、利用者それぞれの状態に合わせて、入浴や食事、排せつの介助、服薬管理などの支援を提供。必要なときに自社ヘルパーがかけつけられる体制で、安心して生活ができる仕組みが整っています。
「施設では週1回、希望者と一緒にドライブに出かけるんですよ。秋なら紅葉を見に行ったりね。暮らしのなかに『楽しさ』を入れたいんです」
訪問介護では、住み慣れた自宅での暮らしを希望する高齢者のもとにスタッフが訪問。介護が必要になっても「自分らしい暮らし」を続けられるようサポートしています。特に印象的だったのは、「地域で暮らす人を、地域で支える」という考え方。十日町市もほかの市町村同様、介護施設の数はけっして十分ではありません。それでも小海会長は「できる限り地元で暮らせる方法を一緒に考える」といいます。




十日町市で人々の生活に寄り添う事業を展開している同社。左から「コロネットちとせ」「コロネット優」「コロネットわだ」
「同じ目線で、肩を並べて歩く」
コロネットとおかまちの理念は、「ともらく」。漢字では「共楽」と書きます。「利用者もスタッフも、地域のなかで分け隔てなく、共に楽しく生きよう」という想いが込められています。
「介護ってね、つい『してあげる側・してもらう側』という上下関係になりがちなんです。でもそれは違う。同じ目線で、肩を並べて歩くことが大切なんです」と、小海会長。
スタッフの採用も、資格より「人としてのあり方」を重視しているといいます。「介護は制度の上で動く仕事。でも、実際の現場では制度だけでは足りないところがどうしてもあります。だからこそ、人の気持ちをくみ取る感性や、ちょっとした気配り、想像力が欠かせないのです。制度の『行間』をどう埋めるか。それが介護の本質だと思います」
数字や制度だけでは測れない「人の暮らし」を支える仕事。それがコロネットとおかまちの考える福祉です。



利用者が「楽しい」と思える思い出づくりを大切にしており、季節のイベントを楽しむのはもちろん、希望者とのドライブなど一人ひとりに寄り添ったサポートを心がけています。
生涯を通して働ける環境づくりに取り組む
介護の仕事に興味はあっても、「自分にできるのかな」「資格がないけど大丈夫?」と不安に思う人も多いかもしれません。しかし小海会長は「資格がなくてもできる仕事はたくさんあり、資格はあとから取ればいい。必要なのは人に寄り添う心です」 といいます。 コロネットとおかまちでは、資格が必要ない仕事でも入社後1か月間の研修で基礎を学び、その後も厚生労働省が定めた研修体系に沿って成長できる体制を整えているほか、介護福祉士の資格取得に向けた支援や、外部研修への参加費も法人が負担。東京や金沢など、県外での研修に参加するスタッフもいます。
ユニークなのは「第2ステージ」という考え方。「ここで経験を積んで、次のステップに進むことも応援しますよ。人生は長いのだから」。同じ職場で働き続ける人。別の職場に移り新しい挑戦をする人。そのどちらも応援するというスタンスは、スタッフの大きな安心感に繋がっていることでしょう。
もちろん育児・出産・介護・療養など、ライフステージに合わせた柔軟な働き方も可能です。スタッフの年齢層も幅広く、20代から70代のスタッフが活躍しています。 「一度病気で離職した人も、回復後に復帰してくれた。生涯働ける環境をつくるのが私の役目だと思っています」と小海会長はいいます。


取材に伺ったときに感じたのは利用者とスタッフの皆さんの和やかな雰囲気! 突然の訪問にもかかわらず、皆さん終始和やかに対応してくださいました。分からないことや困りごとはなんでも気軽に話せる、そんな先輩たちが仕事をサポートしてくれるはずです。
人に寄り添いたいという気持ちを大切に
ここまでも述べてきたように、コロネットとおかまちが目指すのは「地域で暮らす人を、地域で支える」こと。実際、小海会長は102歳で亡くなるまでご自宅で過ごされたお母様の介護を自ら行いました。施設経営者でありながら、あえて『在宅で看取る』という選択をしたのは、「その人らしく生きる」ことを大切にしたかったから。今後も介護の質を高め、地域との連携を強化します。その中心には、いつも「目の前の人の人生」があります。「究極的には人の尊厳・畏敬・感謝を目指す」と小海会長は語りました。
どんな学生に来てほしいかを尋ねたところ 「特別なことはいりません。『人に寄り添いたい』と思える気持ちがあれば、それがすべてです」と小海会長。福祉の世界は派手さはないかもしれません。でも、人の人生に本気で向き合う重みとやりがいがあります。
「一度、見学に来てみてください。合うか合わないかは、雰囲気で分かるはずです」
『ともらく(共楽)』で支える仕事を、あなたの第一歩にしてみませんか?
取材を終えて印象に残ったのは、「小海会長とスタッフの距離感の近さ」です。スタッフには「一人で抱え込まずに、困ったらすぐに私のところに持ってきて」と日頃から声をかけているそう。 そして24時間365日、電話があればすぐに駆けつけ、困難事例には自らが対応するといいます。小海会長と若いスタッフとは親子以上の年齢差になりますが、コミュニケーションに壁は感じられません。小海会長の「ともらく」の理念が、現場の空気にもしっかりと浸透しているように感じました!
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