新卒積極採用施設特集

看護師 和泉 州虎さん

知識や技術をたくさん身につけて
患者さん個別に合わせた看護ができれば

看護師を目指された理由を教えてください。

高校ではビジネス・情報系のクラスに在籍していました。けれど就職面談の段階まで自分のやりたい仕事が見つけられなくて。私には姉がおり、当時、佐渡総合病院で看護師をしていました。看護の仕事の大変さややりがいは日常的に聞いていて、ビジネス・情報系とは全然違う分野ですが興味をひかれていました。患者さんと触れ合えることの楽しさ、知識や技術を用いて患者さん個別に行う看護のやりがい、そして難しさ。それら全てが魅力的に思え、看護師を目指すことに決めました。

佐渡総合病院を選ばれた理由、きっかけを教えてください。

看護学校の実習先が佐渡総合病院だったので、ある程度環境に慣れていたということがあります。また、佐渡総合病院が実家の近くだったというのも大きな理由です。私は性格的に新しい環境に慣れるのが苦手なタイプ。仕事で疲れて帰ってきてから、家族のサポートが受けられるのはとても助かります。もし一人暮らしだったら、家事などに時間を割かなければいけない部分も大きくなります。看護の勉強をやりつつプライベートも楽しみたい自分としては、ちょっと難しいかなとも思いました。

退院後も患者さんが自分らしく
暮らしていける看護を目指しています

県外の病院、施設で入職しようとは思われませんでしたか? 理由も含めて教えてください。

全く思いませんでした。前述した理由も含め、業務内容や職場環境など慣れないところでやっていけるか不安でしたので、県外は考えていませんでした。仮に島外・県外に出るとしても、しっかりと知識をつけてからにしたいですね。正直、都会に憧れる部分はありますし、島外に出ていった友人もたくさんいます。けれど佐渡には佐渡の良さがあるし、欲しいものはネットで買える時代です。むしろ安心して暮らせる佐渡が私には魅力的です。

現在の主な仕事内容を教えてください。

私は呼吸器疾患と人工透析がメインの病棟に配属されています。日々の業務として入院患者さんの排泄介助や食事介助などの生活援助を行っています。また、清潔ケアや内服薬、点眼などの与薬、傷のある患者さんには創部を洗って保護する処置を行い、ドクターの指示で包帯も巻きます。退院後の生活になるべく不便が生じないよう、ADL(日常生活動作)を維持するためのリハビリも行います。佐渡は高齢化率が高く患者さんもご高齢の方が多いので、退院後の生活を意識するようにしています。

入職から現在の業務に至るまでの、今までの流れ(入職後の研修など)を教えてください。

初めは先輩看護師と一緒に業務につき、仕事内容を教えてもらいます。その後はフォロー看護師がついて、注射の仕方や機器の使い方など基礎的な部分を改めて勉強します。看護師はシフト制で働いているので、指導の先輩とタイミングが合わないこともあリます。そんな時はキャリア5年目以上の先輩看護師がついてくれます。業務を行っていると日々課題が見つかります。家に帰ってから勉強したり、休憩時間にスマホで調べたり、空いた時間にカルテを見るなど、学ぶ姿勢を大切にしています。

仕事上の楽しさややりがいを教えてください。

患者さんは一人ひとり状態が違いますし、個性もさまざまです。患者さんに合わせた看護を提供するためには、しっかりとした知識が必要です。生活援助や処置などでその人に合ったやり方を見つけられた時など、患者さんから「そうやればいいんだね」「これなら楽だ」などの声をいただき、すごくやりがいを感じます。患者さんとの会話も楽しいですね。患者さんは佐渡の方がほとんどなので、佐渡の食べ物の話や趣味の話もお聞きして、退院後もその趣味が続けられるようリハビリに繋げます。

さまざまな患者さんの個性に寄り添い
気配りができる看護師になりたい。

仕事で大変なこと、難しいことを教えてください。

患者さんにはいろいろな方がいます。相手の価値観を理解して治療やリハビリを継続できるように関わっていくことが必要なのですが、なかなか提案が通らないことがあります。また、常に何人かの患者さんを受け持つので、処置が時間的に重なった時は悩んでしまいます。作業の優先度を考えなくてはいけないのですが、知識や経験が浅いとその判断が正しいのかわかりません。先輩看護師に聞けば良いのですが、忙しい時はみんなも大変なので、つい気が引けてしまいます。

入職前と入職後を比較して、イメージと違ったことはどんなことでしたか?

姉から聞いた話からイメージしていたことと大体一緒だったので、ギャップを感じることはあまりありませんでした。人と関わる仕事なので、姉も患者さんとの関係では苦労していましたし、一生懸命勉強していました。姉を見ていると、そこまでプライベートを犠牲にして勉強しなくてはならないのかと思ったのですが、入ってみるとそこまで気を張らなくても大丈夫というのはわかりました。ただ業務の忙しさは想像以上でしたね。早く仕事に慣れて、周りにも目配りができる看護師になりたいです。

将来の目標や夢は何ですか?

1年目なので、まずは日々の業務に慣れて知識や技術を身につけること。将来的には患者さんの状態を入院から退院まで見通せる知識を持ち、丁寧かつ無駄のない看護手技ができる看護師を目標にしています。そして退院後も患者さんが以前と変わらない生活に戻れるよう、看護の面からサポートできれば。患者さんにとって入院生活ではストレスになることも多いと思います。一人ひとりの思いを聞き、なるべくストレスなく入院生活が送れるよう、気配りができる看護師になりたいですね。

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