にいがた就職応援団ナビ2025

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日本で1番ハムカツをつくっている!?ヤヨイサンフーズの強み・働きやすさ

国内シェアトップの製品をつくり出す、長岡工場

マルハニチロのグループ会社として、業務用冷凍食品を製造・販売するヤヨイサンフーズ。多種多様な50以上の品目を手がけており、ここ長岡工場でつくられるハムカツをはじめ、国内ナンバーワンの生産量を誇る製品も数多く世に送り出しています。

また、安価な日替わりメニューを提供する社員食堂や事業所内保育園を完備するなど福利厚生も充実。

今回は、事業の強みや業界におけるポジション、「より良い製品をつくるために」と注力している働きやすい環境づくりについて詳しく伺いました。

長岡駅から車で10分強の場所にあるヤヨイサンフーズ長岡工場。
皆さんもきっと食べたことのある様々な冷凍食品を製造しています!

大手企業の安定感と、ニッチを攻める面白み

同社には国内に4つの生産拠点工場があります。それぞれに特色があり、長岡工場は肉が原料の製品に特化しています。「当社が国内シェア1位を誇るハムカツの製造は、ここ長岡工場で担っています。つまり、この長岡工場が日本で一番ハムカツをつくっていることになります(笑)。元々ハム・ソーセージの生産ラインを持っていたため、手間のかかるハムカツを低コストで提供できるのが私たちの優位性です」と人事担当の米山さんが長岡工場の特徴を教えてくれました。マルハニチロを親会社に持つ安定感と、ニッチを狙える好環境を兼備することが、高いシェアの獲得につながっているようです。

「現場は単調な作業の繰り返しではなく、自ら考え工夫することで効率化や生産性の向上を実現できる。目の前に様々な学びがあるのはこの仕事の面白みだと思います」。

  • 長岡工場では肉が原料の製品をメインに製造。業界シェア1位を誇るハムカツをはじめ、ハンバーグやメンチカツ、餃子やシューマイなども製造しています。

  • 同社の製品は業務用冷凍食品なので皆さんが直接買える機会はほぼないですが、調理されたものをスーパーマーケットやコンビニ、ファミレスなどで食べたことがあるはず。

毎日楽しく健やかに働いてほしいから

年間休日数は124日。お盆や年末年始の長期休暇もしっかりと取得できます。「それは、他の食品と違って保存がきき、計画的に生産できる冷凍食品に携わっているから」と米山さん。また有給休暇取得推進にも努め、休みやすい環境づくりに全社で取り組んでいます。

充実した福利厚生のなかでも、ひときわ好評なのが社員食堂です。そこでは、なんと250円の定食と200円の麺メニューをそれぞれ日替わりで提供。試食用の自社製品も並ぶなど、「ランチタイムが毎日の楽しみ」という社員が多いのも納得です。また傍らには、リクライニングチェアやマッサージ機、血圧計などを配した休憩スペースも。「食品を扱う仕事だからこそ、日々健康で元気に働いてほしい」との想いが随所に込められています。

  • 「おいしいものを食べて、おいしいものをつくる」をモットーに充実度が増していった社員食堂。ココアやお茶も自由に飲めて、休憩時間にはホッとできます。

  • バットに入った餃子や春巻は同社の製品。社員皆が自社製品のおいしさに自信を持てるよう、試食用に置いているそうです。

「仕事にも育児にも安心して取り組める職場です」

長岡工場で働く杵渕さんにもお話を聞きました。杵渕さんの仕事は機械のオペレーションを中心に、生産内容の管理や原料発注など多岐にわたります。「自分の判断次第で不良品を減らし、良品率アップに貢献できる。そこにやりがいを感じます」と、機械を動かす“人”の重要性を実感する日々です。

入社の決め手は福利厚生の充実度。4人の子どもを育てる母となり、そのありがたみを痛感することが増えたと言います。「育児休暇や時短勤務はほぼフル活用。育児休暇を申し出る際には『おめでとう』、復帰時には『おかえり!』と周囲はいつも温かく接してくれました。働くママ世代が多く、子どもが熱を出したときの急な休みの申し出も快く受け入れてくれる風土があり、とても助かっています」。

  • 杵渕さんはハンバーグを生産する機械のオペレーターとして活躍。1時間に何個生産できるか等の「生産」に関する管理、生産ラインのスタッフに残業をさせないようにする「人」に関する管理など、様々な管理をしながら生産に携わっています。

  • 「あまり食品会社って多くないですよね。入社前に当社に興味を持った点はそこでした。あとは給料の良さに惹かれて(笑)」と話す杵渕さん。話しやすい人が多いことも居心地の良さにつながり、長く働ける要因になっているようです。

いま冷凍食品がアツイ! そして今後の展望は?

「冷凍食品の国内生産量は年々増加しています。人口減少や働き方の多様化により、保存がきいて簡単に調理できる冷凍食品のニーズはますます高まるでしょう」とのこと。さらに、同社が20年以上前からいち早く取り組んできた介護食・やわらか食、健康志向に応える大豆ミート食品など、時世にマッチした製品を常にブラッシュアップして届けることも大きなテーマです。

「市販品のように商品ありきではなく、付加価値を添えた“提案ありき”の商品化が可能なのは当社ならではの強み。販路はBtoBでオーダーメイドに近いため、生産量が読めることも、社会情勢に左右されにくいプラス要素の一つです。今後も国内生産100%の安心感と信頼を強みに、さらなる開発力、技術力、そして対応力の向上に努めます」。

  • 同社の「やわらか食 SOFLI(ソフリ)」はハムや鰻、お餅などをムース状にしておいしさと食べやすさに配慮し開発されたシリーズ。病院や福祉施設で提供されています。

  • 同社の業務用冷凍食品は、コロナ禍でコンビニやフードデリバリー業界への売上が大きく増加。冷凍食品は備蓄品や保存食としても検討されていて、今後も需要はさらに拡大する見込みです!

同社が出会いたい人物像は「昨日の自分に勝てる人」。「大きな革命じゃなくても、小さな改善を積み重ねて少しずつ成長できる人、その意欲がある人に期待しています」と話してくれました。

業界大手の100%子会社という安定基盤と、ニッチを攻める提案型営業から生まれる強み。そして、社員一人ひとりがライフイベントを経ても安心して活躍を続けられる好環境に、ぜひ注目してください。

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