にいがた就職応援団ナビ2025

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“心地よい暮らし”を創る家具の専門店

ユーザー目線を尊重した、幅広く上質なアイテムが充実

山下家具店は1948年に創業し、70年以上にわたって家具の専門店として親しまれてきました。現在は新潟県内に5つの店舗を構え、リビング・ダイニング、ベッドルームやキッチンと、「生活」という広い観点からお客様のライフスタイルや好みに合わせた提案を行っています。

カリモク、高野木工、飛騨産業などの国産家具から、KINTO、柳宗理、MARNAなどの生活雑貨の店頭販売はもちろん、自社工場では法人向けの特注家具の設計・製造、配送も一貫して対応。販売から製造、流通まで行う家具の専門店は、県内でも類を見ない存在です。

また、顧客はエンドユーザーから企業や自治体など幅広いのも特徴。長きにわたって使い続けることのできる良質な商品と丁寧な接客とサービスによって、これまで数多くのリピーターを増やしてきました。

今回は店舗販売と法人営業をそれぞれ行う3人の先輩社員に、具体的な仕事内容ややりがい、会社の魅力から今後の目標までを語ってもらいました。

Talk Member

身近な生活から企業まで、多様な家具のニーズに対応

仕事の内容を教えてください。

亀田店の2階、リビング・ダイニングのコーナーで販売スタッフとして働いています。ご来店いただいたお客様への接客をはじめ、商品を購入いただいたお客様に買い替えをご提案したり、イベントなどのご案内も行っています。

私も神田さんと同じフロアで勤務しており、リビング・ダイニングに加えて、寝室や収納家具など、2階のフロア全体の販売を担当しています。新入社員の時は、組み立て家具や学習デスク、キッチン・生活雑貨の販売も経験しました。

30年勤務しているのですが、5年前から法人営業部門に配属になりました。現在は官公庁や病院、学校、ホテルや商業施設などがお客様で、家具や什器、内装工事の提案と幅広く行っています。私も二人と同じように店舗での販売、そして個人対応の営業を25年ほど経験しましたよ。

まずは売り場で経験を積んでいくのは、昔から変わらないんですね。私は新卒で入社したのですが、生活に一番身近な家具を通して、お客様と接することができる仕事という点に惹かれました。

私は学生の頃に自分の部屋の模様替えをする機会があって、その時に家具や雑貨を選ぶ楽しさに興味を持ったんです。幼少の頃から山下家具店の名前は知っていましたし、お客様と接していても老舗家具店としての信頼感があると感じます。

確かに、山下家具店は県内で絶対的な知名度がありますね。特にご年配のお客様から何十年も当店を利用されていると聞くと、「ヤマシタ」というブランドを長い間信頼してくださっているのだと実感して、私もうれしくなります。

お客様からの感謝の気持ちが、仕事の励みに

担当部署の仕事のやりがいや面白みは?

「いい商品を買うことができました」など、感謝やお褒めの言葉をお客様から直接いただけることです。また、部門が異なる先輩社員から、私が担当する売り場や新しい商品について聞かれる時も多くありますが、その時に先輩が求めている情報を伝えることができて感謝されると「新入社員の自分も役に立てた!」と励みになります。

新しい商品を販売する際に、私なりに考えた置く場所や飾り付け、接客などを行ったことで成約につながった時は、心の中でガッツポーズをします(笑)。自分の成長も感じますね。

最後に必ず「ありがとう」とお客様にいわれる仕事ですよね。法人営業は企業や自治体がお客様になるので、店舗での販売に比べると商品点数も非常に多く、1件あたり千万単位と売上規模も異なります。その中で、コンペなどで大口の受注をいただけた時はうれしくもあり、プレッシャーでもあります。

売上金額の桁が違うので、法人営業は私には未知の世界です(笑)。私は先日、20代のお客様にソファを購入していただきました。同世代のお客様だったこともあって、デザインの希望や予算、好みも共感できましたし、私の感覚や感性をもって提案したソファをとても喜んで買ってくださった。等身大の自分の意見や提案ができることも仕事の魅力の一つだと思いました。

お客様とお話しする中で、その方の感性や好みに合わせて提案するのは必須ですよね。

そうそう。お客様との会話で情報収集することが大事。それが自分なりの提案につながるんです。お客様の目線に合わせてお話を聞くことの大切さは、B to CでもB to Bでも変わりません。

多様な年代が活躍できる環境と、手厚い社員教育

会社としての強み、自慢できることは?

スタッフの年齢層が20代から70代と幅広く、お客様の年代や好みに応じた接客やサービスが提案できることです。最近は電動家具やスマホと連動した家具など、年配のお客様にこそ活用いただきたい便利な商品も増えてきました。デジタルに関しては若手スタッフが対応したりと、きめ細かなサービスができることも強みです。

「お客様のリクエストは叶えたい」というのは会社全体としての姿勢ですよね。売って終わりという量販店に比べると、修理や交換対応、ちょっとしたサービスの融通が利くことも特長だと思います。

意外と知られていないかもしれませんが、当社には自社工場と製造部門があって設計から製造、納品も自社のデリバリーを利用して一貫して行っているんです。これは他の家具店にはない強みだと思います。特に法人は特注商品の受注も多く、自社工場があることで細かな部分もクライアントの要望により近づけられるというメリットがありますね。

勤務面でいうと、残業がほとんどなく、有給休暇が取りやすい職場だと思います。先輩後輩、同期ともコミュニケーションが取りやすい環境です。

入社後は会社の基礎や社会人としての心構えを学ぶ新人研修から、OJTや売り場でのシミュレーションが行われるのですが、新入社員一人ひとりに年齢の近い先輩社員がOJTリーダーとして付いてくれるのもありがたかったです!

社員教育には、私が入社した30年前からずっと力を入れているんですよね。メンターのような立場の先輩がいると、仕事のことはもちろん、いろいろな話や相談ができるのがいいですよね。若手社員の魅力や個性を引き出すのは、先輩たちの役割ですから。

サービスに磨きをかけ、今まで以上に地域で愛される専門店に

今後の目標を教えてください!

商品やカテゴリーの知識をさらに深めて、売り方や見せ方の工夫を重ねていきたいですね。また、お客様だけでなく他の社員にも頼ってもらえるような存在になることも目標です。自分の中の“強み”になる部分をもっとつくりたいです。

ここ1〜2年でようやく店舗全体の運営やスタッフの動きにも目を向けられるようになりました。今後は販売スタッフ全員がそれぞれの個性を生かしたサービスを行えるような仕組みを作っていきたいです。例えば、商品のスペックや売れ行き、在庫管理などのデータや情報をチームで共有して、接客に活かしていけたらと考えています。

営業である以上数字が全て、そこはこれからも確実にクリアしなければなりません。また、私のグループに所属する後輩たちの目標を達成するために、スタッフの教育にも力を入れたいですね。
私たちは「専門店」です。家具や雑貨を豊富にそろえるだけでなく、商品に関する知識や情報もしっかりと持ち合わせていますし、お客様一人ひとりのご相談やご要望に合わせてライフスタイルそのものをトータルで提案できるのが「専門店」の魅力だと思います。これからも専門性を大切に、人生の節目ごとや重要な場面で当店を選んでいただけるように、お客様とのご縁を大事にしていきたいですね。

店舗での販売、法人への営業とそれぞれ立場や部門が違っても「お客様のために」という思いは共通事項。『家具を通じて、より快適な暮らしや環境を提案したい』という会社の理念そのものが、社員の原動力になっていることを実感しました。

また、お客様や先輩後輩とのやりとりの中で、人間力を高めていくことを念頭に置いた新人教育も山下家具店ならではの強み。幅広い年代が共に成長できる環境が整っている印象を受けました。

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