「特許技術を手にしたことで、『こんな金属で精密鋳造品をつくってほしい』との依頼が増えてきました。脱炭素の動きに伴い新たなガスタービンの開発が進むなか、タフな環境下でも使用できる特殊金属部品の必要性が高まるのは必至。そこにコミットできる点は、大きな強みとなるでしょう」と内堀社長。独自の技術により、今後広がりを増すであろう分野にもしっかり対応、貢献できるのは、より深い信頼感につながりそうですね。
また同社は、SDGsへの取り組み事例も豊富。製造現場ではワックスをはじめとする様々な材料をリサイクルしているほか、照明はほぼLED化、環境ISOの認証を取得してサステナブルな社会の実現を目指しています。「私自身も森林インストラクターの資格を持ち、以前は森林保全活動を行っていました。実は金属と森って関係が深いんですよ。ゆくゆくは“HLC(ハヤカワロストワックス)の森”をつくることが理想ですね」。