スギコサンギョウ
栃倉さんが所属する営業部は、調理道具や厨房部品、食器類の販売活動がメイン。3部門体制で営業を行います。「お客さまのご要望をうかがい、新製品や特注品の提案も織り交ぜながら、最適なアイテムを提供することが私たちの仕事です」。商品の仕様や特徴をきちんと把握し、フライパンやざるなどのキッチンアイテムから、ガス台やシンク、冷蔵庫などの大型機器まで、厨房周りに関することであれば全て対応します。
経験を積み重ねてきた現在は商品を販売するだけにとどまらず、総合厨房担当として飲食店の開業や厨房の拡張を考えているお客さまに対して厨房環境全般のサポートを担っている栃倉さん。「新店の場合は、完成までに1年以上かかることもあるので大変なこともありますが、苦労した分、無事に開店を迎えられた際は自分のことのように嬉しく、達成感も大きいです」。
厨房設計から携わることも多い栃倉さんですが、現在担当しているのは、燕市に新規オープン予定のフードバンクも兼ねたカフェレストラン「トライアングル2」。何万点もの商品が掲載されているカタログの中からお客さまの要望に合ったアイテムを選び、提案することはもちろん、業務用冷蔵庫やオーブンなどの厨房設備の調達、特注調理道具・備品の提案、水回りやガスコンロの設置場所の打ち合わせなど、厨房空間をトータルでプロデュース。お客さまの細かいリクエストにも真摯に向き合い、店を作り上げていきます。
お客さまの所で打ち合わせ。厨房スペースにはどんなキッチンアイテムが必要なのか、さらに、作業動線や衛生面なども含めて、お客様の要望を細かくヒアリングします。
打ち合わせ・ヒアリング内容をもとにアイテムを検討し、どこに何を配置するかなどを考えて設計図を作成します。設計図は社内には設計部隊がいるので、相談しながら図面を完成させます。
打ち合わせを繰り返し、提案した内容でお客さまに納得いただいたら、設計図をもとに工事スタート。工期のスケジュール管理なども栃倉さんが舵を取り、配管業者、設備業者とも協力して作業を進めます。
工事が完了し、アイテムを納入した後も定期的にお客さまを訪問。お困りごとをヒアリングするなど、アフターフォローも大事な仕事です。
最初は誰でも知識がないのは当たり前。膨大な数のアイテムを取り扱うスギコ産業では、入社後は一定期間、梱包・荷出作業を経験してもらうことで、商品の知識を増やしていきます。「覚えることが多く大変ではありますが、実際に目で見て手に取ることで商品知識や理解が深まります。先輩や上司もいろいろ教えてくれますし、最初は先輩の同行やアドバイスをもらいながら徐々にスキルアップを図れるので、安心して仕事を覚えられる環境が整っていると思います」。
また、本社はすべての部署がワンフロアに集約。「社長も同じフロアにいて、気さくに話しかけてくれたり、社員の声に耳を傾けてくれます。他部署との連携や、見積書類の作成など社内のサポート体制もバッチリで、働きやすい職場です」。社員同士の仲も良くアットホームな雰囲気で、自分の意見を言いやすい環境が一体感を生み、それが仕事のモチベーションや目標達成にもつながっています。
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