にいがた就職応援団ナビ2025

古河マグネットワイヤの紹介

 電化製品や自動車、スマートフォンをはじめとするモバイル機器など、あらゆる製品の電子部品材料として欠かせない部材が「巻線」(=マグネットワイヤ)です。古河マグネットワイヤでは、エナメル線や3層絶縁電線といった巻線事業を軸に、その技術を応用したステンレス鋼線の開発・製造も展開。極細線から太線まで、高い技術力と品質力を武器にグローバルな視点で各種産業に必要とされる機能を有した巻線の開発・製品化に注力しています。

古河マグネットワイヤが手掛ける巻線および巻線応用製品の主な種類
エナメル線とは?

 導体(主に銅)にエナメル樹脂を焼付塗装し、絶縁被膜処理を施した電線をエナメル線と言い、当社の技術が最も凝縮された製品のひとつです。導体のサイズはもちろん、丸線やリボン線といった形状の違いや、素材の違いなど用途に沿ったさまざまな種類のエナメル線をフルラインアップで提供しています。これらは主に電気・電子機器用コイル部品の主要材料として使用されます。

ステンレス鋼線とは?

 ほかの金属や合金に比べてさびにくく、耐熱・耐久にも強い特性をもつステンレス鋼。当社では巻線製造の伸線技術を生かした細い線の製造を得意としており、最小で髪の毛の6分の1程度にあたる0.011mmの超極細径ステンレス鋼線を製造しています。編みこんで布のようにして使用されることが多く、加工にも優れる点から電子部品や自動車、医療など広い分野で取り入れられます。

身近で使われているシーンは?

 エナメル線はIH調理器のコイルや電装品を制御する車載用リレーなどで使用。さらに当社のリボン線は某スマートフォンのインダクタに採用されています。今後は最先端通信技術や自動運転技術に必須となる高性能電子部品向け用途としての需要拡大が見込まれます。一方のステンレス鋼線も電子部品や太陽光パネルの印刷に必要な線材として活躍の場を広げているほか、フィルターやパッキン、医療機器といった身近なものを作るための部材にも使われます。間接的ではありますが、当社の製品が生活を豊かにする一翼を担っています。

今後の展開・ビジョンは?

 IT技術の発展やIoTの普及に合わせて、巻線の役割や性能も日々変化しています。小型化、効率化が進むことで線材もより細く、かつ高性能なものが求められます。当社はこれからも創業以来培ってきた世界最高水準の技術力と開発力に一層磨きをかけ、時代のニーズに合わせたより良い製品を提供していきます。

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