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エリアナビ 上越エリア

知ってナットク!! 上越エリアの特色
戦国時代の名称、上杉謙信のふるさとである上越地方。新潟県の西部に位置し、隣接する長野県、富山県との交流も深いエリアです。高度成長期には臨海工業地域も整備され、上越市を中心に、新潟県の西の玄関口として独自の発展を続けています。

産業

戦後の臨海工業地域の開発に続き、上越市を中心に積極的に産業団地の建設を進めてきた上越エリアでは、他のエリアと比較して、大規模な事業所が多い産業構造となっています。なかでも、化学工業、プラスチック製品製造業、鉄鋼業、非鉄金属製造業などの、基礎素材型産業の割合の高さが上越の特徴と言えるでしょう。

これら産業を始めとした上越エリアの企業は、新潟県内はもちろん、前述のように長野、富山両県との繋がりも深く、新潟県の他のエリアとは異なる商圏を持っています。また、大規模な事業所が多いということは、その影響力も大きいということ。さまざまな産業を根底から支え、活躍のフィールドが世界に広がっているメーカーも多数存在するエリアです。

また2015年には北陸新幹線の乗り入れが実現。日本海沿岸同士のみならず、近畿・東北・甲信・東海・関東の各地を結ぶ日本海側の拠点としての地域発展性は大きく向上しました。首都圏、隣接都市へのさらなるアクセスの向上により、将来の大きな飛躍へ着実に前進しています。

歴史

2009年のNHK大河ドラマ「天地人」の主人公、直江兼続のゆかりの地として脚光を浴びている上越エリアですが、上杉謙信の居城、春日山城跡には、上杉家の重臣であった直江兼続の屋敷跡や天守台跡が未だに残り、多くの観光客を集めています。上杉謙信が幼少のころ学んだ林泉寺も上越市にあり、謙信の墓所、肖像画、「毘」の文字を大きく記した軍旗などが展示されています。

上杉家や直江兼続が活躍する以前、およそ400年前の鎌倉時代には、浄土真宗の開祖、親鸞が直江津(上越市北部)に流刑され、以後このエリアは浄土真宗の地盤となりました。上越から福井県北部にかけての日本海側に浄土真宗系の寺院が多いのは、この名残と考えられています。また親鸞によって創建された上越市の浄興寺には、親鸞の遺品などが保存されており、このエリアと浄土真宗との関係の深さを垣間見ることができます。

江戸時代には、北陸道や善光寺街道が整備され、その宿場町から発達した都市や村落も多く見られます。

地理風土

変化に富んだ海岸線、広大な頸城平野、背後に迫る妙高山の山並みなど、上越エリアは景観豊かな地域としても知られています。

また、中越エリアとともに全国屈指の豪雪地帯としても有名であり、1911年には、オーストリア=ハンガリー帝国の将校、レルヒ少佐が上越市を訪れ、高田歩兵第58連隊の営庭や、高田の金谷山などで、日本で初めてスキーの指導を行いました。現在、金谷山には日本スキー発祥記念館が設置され、レルヒ少佐の功績を現在に伝えています。