株式会社テック長沢|にいがた就職応援団ナビ2024 -新潟の就職・新卒採用情報サイト-

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応援団ルポ

「DX」を駆使した「本当の働きやすさ」を追求するテック長沢をルポ!

あらゆるものづくりを支える世界最高峰の切削加工技術

テック長沢は金属部品を製造するメーカーです。全体の半分を占めるのが自動車部品。ホンダや日産を中心とした人気車種のエンジン部品などを数多く手がけています。最新鋭の設備と昔ながらの職人技を両輪とした「世界最高峰の切削加工技術」を強みに、ほかにも産業機械や油圧機器、印刷機械といった様々な分野のものづくりに携わっています。

また、ITを積極的に取り入れた運営も特徴の一つ。より良い職場づくりにも注力し、誰もが活躍できる環境を常に目指しています。今回はそんな同社に潜入し、真の働きやすさを追求する姿勢や取り組みなどを探りました!

案内してくれたのは

長澤 智信代表取締役

「多様性を尊重し、誰もが働きやすい環境づくりにずっと取り組んできました。技能実習生の受け入れや障がい者雇用も積極的に行っています」

最新設備×職人技の両輪で、いざ勝負!

強みはズバリ「世界最高峰の切削加工技術」と信頼を集める周辺技術も含めた総合的な技術力。そしてキーワードは「最新鋭の設備」と「伝統的な職人技」です。

自動車部品をはじめとする量産品を支えるのは、世界最新鋭の工作機械。一方で一品モノにも対応するため、小指の先ほどのサイズから5mまで大小様々な部品をつくる設備が整っているのは大きな特徴です。

技術伝承にも注力しています。コンピュータ制御の機械と異なる汎用機には、それを自在に操る職人の技能が不可欠。「豊かな経験と様々な工夫によって磨かれた技術は、お金では買えない大切なもの。最新設備と伝統技能の両輪があってこそ、当社のものづくりは成り立つのです」と長澤社長は話します。

また、同社の得意分野は素形材部品の切削加工。つまり、鋳造や鍛造などの技術と組み合わせて素形材をつくり必要な部分だけ削るため、トータル的にコストを抑えられる点も顧客に喜ばれる理由の一つなのです。

  • 最新設備やカスタマイズされた設備を所有。あらゆるお客様のニーズに応えられる生産体制が整っています。

  • 技術伝承も盛んに行われており、ベテラン職人の技能を若手社員へしっかりと引き継いでいます。

「DXセレクション2022年」の優良事例に!

技術伝承にIT技術を活用しているのも同社ならではの取り組みです。これまでのマニュアルでは伝えることが難しかった技術を、研修動画システムの導入により、ぐんと手軽で分かりやすいものに。これは、ちょっぴり口下手だけど高い技術を持つ職人と、動画に慣れている若手を結ぶ便利なツールであることはもちろん、自動翻訳機能によって外国籍の社員が有効利用できるのも大きなポイント。その功績が認められ、同社は経済産業省の「DXセレクション2022」に選定されました!

社内SEが在籍し、早くからグループウェアとしてタスク管理ツールを全社に取り入れているほか、弁当発注システムなども自社開発。基幹システムを活用した見える化にも取り組み、売上台帳や見積書、投資計画、設備保全履歴、社員一人ひとりの教育訓練記録など、あらゆる情報を画面上で共有できる仕組みを築いています。ITに強い。これもテック長沢の大きなメリットと言えそうですね。

  • 紙ベースでのマニュアルでは伝えることが難しかった技術をなんと!動画で学ぶことができます。作業中分からないことがあっても備え付けのタブレット動画で作業方法を確認できます。

  • 製造業ではいち早く、あらゆる情報を社内で共有できる仕組みを築き、DX(デジタルトランスフォーメーション)に取り組む中堅・中小企業等のモデルケースとして「DXセレクション2022」にも選出されました!

人種、国籍、ジェンダー、障がい、外観などにとらわれず多様性を尊重

男性社員の育休取得実績もあり、ハッピー・パートナー企業、パパ・ママ子育て応援プラスの認定を受けるなど、同社は男女ともに働きやすい環境づくりを実践しています。「人種、国籍、ジェンダー、障がい、外観などにとらわれず、当社の価値観にフィットすることを重視しています」と長澤社長。その一つが「失敗おめでとう」「答えは一つじゃない」「得意を生かそう」の精神です。

失敗を重ねるほどノウハウが蓄積されて成功に近づくはず。疑問を持たずにやり続けている“謎ルール”も、時代の変化に応じて見直すと違う答えにたどり着くかも!? そして誰もが自分の得意を生かし、イキイキと働くことができる職場に。

そんなイズムは、社員から年間1,000件超寄せられる改善提案にも表れています。業務の効率や快適性を向上させる提案の数々は実現化され、最も多くのアイデアを出したグループには「社長と星付きの店で豪華ランチ」の特典も。「会社づくりに参加している」という実感を得られる有意義な取り組みです。

  • ハッピー・パートナー企業にも認定され、男性・女性ともに働きやすい環境が整備されています。

  • 業務の効率や快適性を向上させるために寄せられる改善提案。その数なんと年間1,000件以上! 提案は次々に実現化され、より良い職場環境づくりに役立てられています。

あなたはファーストペンギン? それともフォローペンギン?

同社が求めるのは「正しいことをやる人」と「正しくやる人」。長澤社長は、それをペンギンに例えてこう話してくれました。

「正しいこととは挑戦し続けることで、これがファーストペンギンスピリット。魚を求めて群れから最初に飛び込む1羽の勇気です。海には天敵がいるかもしれませんが、この挑戦がなければ群れは飢えて衰退します」。あくまでチャレンジマインド重視のため、たとえ失敗してもそれを問うことなく、全責任を会社が負うというのが同社の考え方です。

とはいえ、全員が挑戦者タイプではありません。ファーストペンギンが見つけた道を着実に進め、しっかり支える「フォローペンギン」こそ「正しくやる人」。どちらも欠かせない人材であり、同社はこの2タイプが協調し高め合う会社なのです。

「強みを生かしながら自社開発製品を発信していくことが今後の目標」と長澤社長。その未来をともに描き成功へと導くのも、挑戦を恐れないファーストペンギンと、それを正しく支えるフォローペンギンの強力なタッグなのでしょう。

  • 「ファーストペンギン」だけでは会社は成り立ちません。「フォローペンギン」がいるからこそ会社ははじめて成り立ちます。あなたはどちらのペンギンですか?

  • 経済産業省から「地域未来牽引企業」に認定されました。これは地域経済の成長の核として期待される企業に贈られるもの。地域外からの需要を取り込むことで、地域に雇用や利益を生み出した点が評価され、地元への貢献も評価されています。

ダイバーシティーという言葉が浸透するずっと前から、多様性の尊重を掲げてきた同社。社員の皆さんの性別や年齢はもちろん、出身地、学歴なども様々で、文理も特に問わないそうです。「どの仕事も、学生時代の学びがそのまま生かされることはほぼありません。学生時代は“学び方”を学ぶ貴重な期間です」との言葉には大いに共感しました。

時代に呼応した長澤社長の話はとても有意義ですので興味深いと思う人はぜひ会社訪問を。様々な改善提案が生かされた工場見学も楽しいですよ!

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