フルカワマグネットワイヤ
主に銅線をコーティングする絶縁皮膜の開発を担当しています。絶縁皮膜処理を施すことで、漏電などを抑えた安全な使用が実現できます。マグネットワイヤの種類は豊富で、その性能もさまざま。直径数ミクロンの超極細線などサイズや形状も多岐に渡り、それぞれに適したコーティング処理が求められます。そのため、覚えなければならない知識が多く、導体は金属、皮膜は化学といったようにそれぞれの分野の専門知識を理解したうえで取り組む必要があります。また、営業と一緒にクライアント先に伺うこともあり、打合せや技術的な説明をさせていただきます。
弊社のマグネットワイヤは某スマートフォンのインダクタに採用されています。ほかにも、自動車関連、電化製品、音響など、多くの分野で使われています。製品の外観からはわかりませんが、いずれも動力源を担う欠かせない部品です。間接的ではありますが、自分たちが手掛けた製品が人々の生活を豊かにしているんだと思うとやりがいを感じます。開発の仕事はトライ&エラーの繰り返し。失敗することで得るものもありますし、時間がかかった分上手くいったときの達成感は大きいです。これからも技術者として、より良いものを生み出していきたいです。
就職活動は、さまざまな企業と出会うことができる貴重な時間です。説明会などへも積極的に足を運び、まずはその会社やそこで働く人の話を聞いてみてください。たくさんのものに触れていく中で、自分の興味ややりたい事が明確になってくると思います。私たちの仕事は派手さはありませんが、なくてはならない重要な製品です。モノづくりに興味のある方や技術力で世の中に貢献したい方、弊社で一緒に新しい製品の開発をしていきましょう。
量産品を製造するうえで、仕様や条件を設定し、技術開発チームから上がってくる製造品の設計図を実際に形にするための役割を担っています。現場スタッフへいかにわかりやすく作業指示を出せるかが重要になってくるため、積極的にコミュニケーションを図り、円滑に運ぶよう心掛けています。また、製品の製造方法、検査方法の決定も行っています。「お客さまにいつもと変わらない製品をお届けする」、が私たちのモットー。製品の異常を発見した際に、原因を調査し速やかに対処しなければなりません。肉眼では確認できない小さな異常もしっかりと見極め、高品質な製品を納めています。
自分たちが製造したエナメル線がコイルとなり、さまざまな電子機器の部品となっています。お客さまと接する機会は多くありませんが、市場に並ぶ家電や電子機器を目にしたり、それを使っている人を見ると、こちらもうれしい気持ちになります。まだまだ覚える事だらけですが、知識が増え、できる事の範囲が大きくなっていくことがモチベーションにつながっていますし、今後は電気工事士などの資格取得にもチャレンジしたいです。まずは現在の仕事をひとつひとつ丁寧にこなし、将来的に開発の業務に携わってみたいと思っています。
就職活動では、自分を俯瞰で見ることが大切です。性格や長所はもちろん、苦手な部分にも目を背けずに自己分析してみてください。友人や周囲の人に聞いてみるのもいいでしょう。そこから自分の適性ややりたい事が見えてくることもあります。また、学生のうちに資格取得に挑戦するのもおすすめです。学ぶこと、経験することは社会人になってからも必ず役に立ちます。今できる事を精一杯取り組み、自分の可能性を広げてください。
当社ではマグネットワイヤ製造の技術を生かし、精度の高いステンレス鋼線の開発・製造も行っています。私は技術開発や工程設計を担当し、現在は素材メーカーと協力して新しい材料の開発を進めています。ステンレス鋼線は年々細線化が進められています。髪の毛の6分の1程度の線を、耐久性を兼ね備えて製造するには、非常に高い技術を要します。素材や工程に関する専門知識を増やしていくことはもちろんですが、製造を担う現場スタッフへわかりやすく伝えることも重要。開発・製造が一丸となって技術を磨き、モノづくりに取り組んでいます。
ステンレス鋼線は主に、金網状にしたり編み込んで布のようにして、さまざまな用途で使用されます。製造難易度が高く、課題も数多く存在しますが、それらをひとつずつ解決していくことにやりがいを感じています。自分のアイデアが新しい素材や技術を生み出すこともあり、その成果が認められた時の喜びは格別です。私たちが作っている製品は決して目立つものではありませんが、IoTの普及などもあり今後の社会生活において重要な役割の一旦を担います。これからも知識や技術を蓄積していき、世の中の役に立つような製品を開発していきたいです。
就職は人生を左右する大きな選択のひとつです。私自身は、大学での講義や研究をきかっけに巻線分野に興味をもつようになりました。自分が何をしたいのか、社会に出てどう活躍したいのか、考えを明確にするためにも、まずは学生時代を振り返ってみてください。そして、説明会などに出席してみてください。広い視野を持って臨めば、新たな発見や気づきも見つかるかもしれません。“やりたい”につながるヒントは至るところに落ちていると思います。
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