カネコショウカイ
高圧ガス・LPガスを始めとするエネルギー事業が当社の主力ですが、私は医療営業部というところに所属しています。この事業部では、従来から当社が行なってきた医療用ガスの納入に加え、医療機器の販売を行っています。
医療機関が患者様へ質の高いケアができるよう、また患者様の生活の質が少しでも上がるよう、毎日さまざまな提案を行っています。生命に直結するガス・医療機器を取り扱い、サポートすることが私の業務なので、日々緊張感をもって業務に取り組んでいます。
私の故郷は新潟県五泉市です。この街の人や暮らしが大好きで、都内の大学卒業後はUターンを希望していました。あらためて新潟の企業を調べる中で、生活を支えるプロパンガス・ものづくりを支える高圧ガス・命をつなげる医療用ガスと、幅広く地域と人に関わっている「カネコ商会」に興味を抱きました。
この会社なら、地域密着企業として地域を支える仕事ができる。新潟のために貢献できる。そんな思いで入社を決めました。
入社して新入社員研修が終わるやいなや、大阪・守口市の医療機器会社に単身研修として送りこまれる。酸素療法に使われる人工呼吸器のことを知るため、毎日違う社員さんに付いて病院まわり。その甲斐あって、4ヶ月後には医療機関に一人で機器の説明ができるまでに成長する。1年ほどの研修だったが、さすが関西!なノリのせいか、厳しくも楽しい毎日だった。その時にお世話になった方々と撮った写真は、今でも会社のデスクに大切に飾ってある。
大阪での研修が終わり、新潟へ戻ってきたのもつかの間。カネコ商会が扱った人工呼吸器が柏崎市の医療機関に導入されたのをきっかけに、その管理を命じられて柏崎へ。実はカネコ商会としても、人工呼吸器の管理ができる人間は羽下さんが第一号。だから納品された人工呼吸器にはもれなく羽下さんがセットになる。大阪時代の仲間のフォローももらいながら人工呼吸器の管理を行いつつ、柏崎営業所医療営業部のスタッフにもレクチャー。こうやって人工呼吸器の管理ができるスタッフを地道に増やしていく。
ようやく新潟での人工呼吸器管理が落ち着き、だんだんと自分の仕事に自信が持てるようになったのがこの頃。3月にはまたも新たに納品された人工呼吸器とともに、青森県弘前市へ。柏崎での経験を活かして八戸営業所のスタッフにレクチャーをしながら、この1年を青森で過ごす。
青森での仕事もひと段落。新潟へ戻り、ようやく人工呼吸器管理の仕事から手が離れ、10月には医療営業部主任に昇進。これまで悪戦苦闘しながら得てきた知識を武器に、医療機関の新規開拓に励む。同時に各種学会にも足を運び、新しい知識の習得にも余念がない。壁に当たるたび、自分で勉強して乗り越える。そんなことを繰り返しながら、幅広い機器のノウハウを仕入れてドクターや医療機器を扱う専門家・臨床工学技士さんへの営業活動を行う。秋には成果が現れ、徐々に売り上げ実績が上がり始める。
医療営業部に「医療機器プロジェクト」が立ち上がり、プロジェクトリーダーに任命される。5年目でここまで抜擢されるのは会社的にも異例だ。トレンドの医療機器を医療機関にセールスするのが主な業務。医療営業部には同時に、羽下さんの先輩が立ち上げた「医療設備メンテナンスプロジェクト」も立ち上がった。現在は双方でリレーションをとりつつ、医療機器の拡販に全力を注いでいる。
当社としても医療機器の拡販に力を入れてから、まだ数年しか経っていません。全社的にみて医療機器部門はまだまだ小さなパイです。これからプロジェクトに選任されたメンバーと緊密に連携をとりながら、大切なところは各営業所とも力を合わせて業務を進めていきたいと思います。医療機器拡販の成果を上げて土台を作り、将来的には医療機器部門だけで一つの部署として独立して会社に貢献できるようになるのが目標です。そして個人的には後輩たちから頼られ、好かれる先輩になりたいですね。
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