にいがた就職応援団ナビ2023 -インターンシップ情報サイト-ダイニチ工業株式会社

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応援団ルポ

国内販売台数トップクラスの製品を持つ家電メーカー、その開発の仕事とは?

知名度・実績ともに全国区!技術が光るダイニチのモノづくり

ダイニチ工業株式会社と言えば、ここ新潟から全国にその名を響かせる有名メーカー。

国内販売シェアトップの「家庭用石油ファンヒーター」と「ハイブリッド式加湿器」を2本柱に、暖房・空調系家電製品の開発・製造・販売を手がけ、高い評価を得ています。

それらの画期的な製品は、誰がどのようにして生み出しているのでしょう。

今回は、インテリア性の高い大型ハイブリッド式加湿器「LXシリーズ」の開発プロジェクトメンバー・大平さんに、研究開発職の仕事やその面白みについて聞きました。

第一開発部 空調機要素開発課

大平 享央さん

「座右の銘は“諦めたらそこで試合終了”。粘り強く負けず嫌いの性格は開発職向きかもしれません」

粘り抜いて最後までやり切った、フラグシップ機の開発が大きな節目に

大平さんは加湿器の開発を担当。同社のフラグシップ機となる「LXシリーズ」では、プロジェクトメンバーとして加湿能力の向上と運転音の静音化に取り組みました。

「『静音No.1』を謳うダイニチ製品だけに、音にはとことんこだわります。当社の加湿器は、背面から空気を吸い込み、下の加湿フィルターをくぐって前側に回り込んで上から加湿された空気を出すという経路をたどるのですが、静音化のカギを握るのが、フィルター前後の送風経路の広さのバランスです。そのため、試作機を用いてそれらを微妙に変化させながら、一番音が小さくなり、しかも加湿能力が最大に発揮されるポイントを必死に探りました」。

考えつく仮説を手当たり次第に検証していたら、予想以上に時間がかかり、状況を心配した上司から「誰かに担当を代わってもらいますか」と打診されたことも。しかし大平さんは「やり切りたいです」ときっぱり告げました。その強い意志には理由があったのです。

「現部署への異動前は、主力製品以外の新規開発を行っていましたが、プロジェクトの中断などにより製品化に至らず悔しい思いをしてきました。だからこれは、入社から4年越しで会社の利益に貢献できる初めての機会。やり切ってこそ、世に出たときに胸を張って自分が携わったと言えると思ったんです」。”製品化”のステージに上がるのは、開発職にとって大きな分岐点。大平さんは勉強を重ねながら、難易度の高いプラスチック部品の設計にも粘り強く取り組み、課せられた役割を見事に全うしたのです。

  • 開発を担当した加湿器「LXシリーズ」は自身初の製品化を実現。大きな達成感に。

ユーザーからの高い評価が、やりがいとモチベーションの源流

初めての開発業務に真正面から取り組んだ結果、大平さんが得たのは確かな手応えと自信でした。「大きな達成感とともに、設計力と思考力のレベルアップも実感できました。この経験が自分をぐっと成長させてくれたように思います」。

次に取りかかった製品開発では、早速、身につけた学びやノウハウを存分に発揮し、仕事への取り組み方も変化していきました。「以前は分からないことだらけで、先輩に『どうしたら良いですか』と聞くことが多かったんです。そうすると自分のアイデアが製品に反映されないため、自分が開発している製品だという実感が希薄でした。でも経験を積むごとに『こうしたらどうでしょう』『これを変えれば良くなるのでは』と提案型の言葉が増えました」。ユーザーに喜んでもらうためには、気づいたことをどんどん挙げて最良の形を目指したい。そんな意識がしっかりと根づいたそうです。

短期間で新製品の開発に2度携わり、着実にキャリアを築いている大平さん。この仕事のやりがいを感じるのは「ユーザーからの高評価を目にしたとき」と語ります。「製品アンケートをはじめ、様々な家電ブログや通販の口コミなどでお褒めのコメントをいただくと、やって良かったと心から思います。中でも『音が静か』との意見は、意図したとおりなのでうれしくなりますね」。

そもそも同社を選んだのは、BtoCのモノづくりへのこだわりから。「誰かのために何かしたいとの想いが強いタイプ」と自己分析する大平さんにとって、ユーザーからの熱い支持はモチベーションの源なのでしょう。

  • 自分のアイデアを提案できるようになり、開発の仕事がより面白くなったとのこと。

主力製品に次ぐ新たな柱を築き、多くのユーザーに届けたい

出身は津南町。食べ物がおいしいのはもちろん、自然豊かなところが新潟の魅力だと大平さんは話します。「休みの日は信濃川沿いをサイクリングすることが多いかな。ロードバイクを積んで地元に出向き、山を走りながら自然を満喫することもあります。今度は新潟市から実家までの約90kmを走破したいですね」。一方で、ゲームやアニメ鑑賞というインドアな趣味を持つ一面も。いずれも、改めて新鮮な気持ちで仕事に向かうためのリフレッシュに一役買っているようです。

就活当初からユーザー直結のモノづくりを目指し、地元近くのメーカーに就職できればと思っていた大平さん。「でも理想を求めて北上していったら当社にたどり着きました」とにっこり。説明会での人事担当者の対応や、先輩社員が楽しく語らう様子を見て、「和やかで良い会社だな」と直感したことも決め手だったようです。また、持ち前の負けず嫌い精神で「どうせやるなら一番に!」と考える大平さんにとって、タイミング良く加湿器の販売シェアナンバーワンを獲得した同社は魅力にあふれていました。「コツコツとモノづくりに取り組むことで、製品を1位に押し上げることのできる会社なんだなと。その底力に大きな可能性を感じたんです」。

今後の目標は、ファンヒーターと加湿器に次ぐ第3の柱、第4の柱となる製品を開発すること。技術者の意地を見せ、苦心の末に手にしたノウハウと自信をもとに、大平さんの挑戦はまだまだ続きます。

  • 様々な会社を訪問した中でも、雰囲気が良いと感じたことが入社の決め手に。

  • ロードバイクで新潟市や地元の津南を走り、オフは新潟の自然を満喫。

最後に、大平さんに仕事の必需品を聞きました。やるべきことを記載して目に留まるところに貼っておける『付箋』とのこと。優先順位が分かるように並べデスクに貼り、済んだものから剥がして捨てる、を繰り返すのが大平さんのスタイルです。「目で見たことは覚えていても耳で聞いたことは失念しがちなタイプなので、この方法は有効です。指示を受けてすぐに書いて貼るよう心がけたら忘れることが減りました」。目の前には常に平均7~8枚の付箋が。その数が忙しさの目安になり、現状把握にも役立っているようです。

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