にいがた就職応援団ナビ2021 -新潟県の就活情報サイト-長岡歯車製作所グループ

にいがた就職応援団ナビ2021

IPPO君がゆく!応援団ルポ
「量より質」「易より難」を掲げる、歯車製造のエキスパート企業

世界を「回す」モノづくり

機械に欠かせない歯車製作の現場をルポ!

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様々な機械に欠かせない「歯車」は、言わばモノづくりのシンボルです。長岡歯車製作所は新潟県内でも数少ない歯車の専門メーカー。多品種少ロットのオーダーメイド製作で多様なニーズに応えています。

「量より質」「易より難」が同社のモットー。高い技術と豊富なノウハウを強みに、特に難しいとされる非円形歯車の設計・製作も実現しました。また、材料から旋盤加工、歯切り、熱処理、研削加工までの全工程を、グループ会社とともに一貫して手がけているのも大きな特長です。

そこで今回は同社の工場を突撃! 歯車の豆知識やこの仕事の面白みとともに、歯車が形づくられる製作現場の様子をレポートします。

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あのダヴィンチも描いた「歯車」の歴史

まずはちょっとしたお勉強から。そもそも「歯車」って何か、皆さんは知っていてますか? すぐに思い浮かぶ象徴的なものといえば、やはり時計に使われている小さなものでしょう。対になった歯と歯が噛み合いながら回転し、動力を伝える。それが歯車です。

その歴史は、なんと紀元前までさかのぼります。エジプトやローマで、水を汲むための装置として用いられたのが始まりでした。その後、時計や天文計算機などに使われ、15世紀後半には、あの万能の天才、レオナルド・ダ・ヴィンチが歯車の原型をたくさんスケッチしていることも分かっています。

そして産業革命以降、機械工業の成長とともに技術は飛躍的に向上しました。「歯形は先人たちの様々な創意工夫によって時代とともに発展し、現在は1/1000mm=1μm単位の超高精度な歯車製造も可能になりました」と案内役の加納さん。電子機器に使われる小さなものから、自動車や産業機械などに用いられる大きなものまで、目には見えない場所で私たちの生活を支える歯車は、まさに縁の下の力持ち。あと皆さんが持っている5円玉の「穴」にも、工業を表すモチーフとして歯車がデザインされているんです。知ってました?

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「歯切り」「焼入れ」の現場を見学!

では早速、製造の現場をのぞいてみましょう。顧客のニーズに合わせた「多品種少量生産」が長岡歯車製作所の基本。広い工場には金属加工の様々な機械と技術が結集し、多種多様な歯車を生み出しています。

ホブという刃物を回転させながら歯をつくる「歯切り」は重要な工程の一つ。旋盤加工した材料を、たっぷりの切削油をかけながら削ると、少しずつ歯形が表れ歯車が形づくられていきます。加工機を巧みに操る社員の方々の真剣な表情に、あらゆる特殊形状にも応えるプロ集団の頼もしさを感じます。

歯切りしたものを、より硬く強くするのが「焼入れ」。これはグループ会社・長岡電子株式会社のエリアで行われます。工場に入ると、ちょうど高周波による焼入れの真っ最中! 熱して真っ赤になった製品を油に入れて急冷するシーンに遭遇しました。「タバコを吸い上げるときの炎の先が約800度と言われますが、それと同じくらいの温度まで熱し、一気に冷やすことで金属組織を変化させ強度を加えるんです」。ここでは、臨場感あふれる鉄工所の雰囲気を体験できました!

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多種多様の機械がズラリと並ぶワケ

歯を削り出し、焼いて強くした歯車。その精度を極めるのが「歯車研削」です。同社の工場にはいくつかの歯車研削ルームが点在し、どれもしっかりと温度管理されています。それもそのはず、1/1000mm単位の高精度加工を必要とされるため、加工する機械も超精密。ドイツ製やスイス製のハイグレードな機械が並び、高額なものでは2億円を下らないというから驚きです!

「機械が多いのは多品種対応だから。中にはたった1種類の研削のために導入したものもあります。また砥石の交換に時間がかかるため、機械が多ければそれだけ製造をストップさせることなく生産性をキープできる、というメリットもあります」と加納さん。ドイツの見本市で購入を決めたという最新機械の横には、メンテナンスしながら大切に使用している数十年前の古い機械も。同社がいかに顧客それぞれのニーズを大切にしているかが分かる風景です。

工場は冷暖房完備。真夏の職場体験に訪れた中学生が「もっと暑いと思ってタオルをたくさん持ってきたけど、意外に涼しいんですね」と感想をもらしたほど、一年を通じて快適です。実は、歯車の精度を保証するには必要なんだそうです。作業効率も高まりそうですね。

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世界を回す、モノづくりの醍醐味

広い工場を巡ると、歯車がどのような工程を経て完成するのか、手に取るように分かります。でもこれ、実は同社だからこそリアルに実感できることなんですよ。「例えば、焼入れは特殊工程なので専門業者に依頼する会社がほとんど。グループ企業との協業により、全てを一貫して手がけられるのは当社の大きな強みです」。焼入れを担当する長岡電子は敷地内にあり、台車でさっと製品を運ぶことのできる距離。また、歯車以外の仕事も多数担っているので、そこで得たノウハウを歯車に還元できるというメリットも生まれています。

モノづくりの醍醐味にあふれた歯車製作。改めて加納さんに聞きました。この仕事の面白みは何でしょう。「歯車は皆さんが知っているようであまり知らないもの。でも実は見えないところで機械を動かす、世の中になくてはならないものです。私たちが製作した歯車は、お客様を通して海外でも広く活躍しています。『世界を回す』というダイナミズムは、大きなやりがいにつながるのではないでしょうか」。

工業のシンボル、歯車を知ることでモノづくりの根幹を知る。様々な発見や驚きに満ちた、楽しい工場見学でした。

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IPPO君の独り言

大小様々な機械が並ぶ工場は圧巻! そこで働く皆さんのプロフェッショナルな姿勢、超精密加工を可能にする技術力こそ、同社のモノづくりを支える強みだと実感しました。
 未だ進化を続ける歯車の世界。同社は、業界団体主催のヨーロッパ視察などにも積極的に参加し、海外の動向を知るチャンスを大切にしています。長岡にいながらにして世界の最新技術に触れ合う醍醐味! 技術者にとっては願ってもない環境ですね。

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