にいがた就職応援団ナビ2020

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旅の感動を彩る多才な人材が集結
県内屈指の小さなダイバーシティ企業

株式会社KOKKは、新発田市に本社を構え、新潟市・胎内市に営業所を置く旅行会社。従業員35名、決して規模は大きくないが、機動力を活かした独自性の高い旅行を実現。生まれるヒット企画の数々は、日本を代表する大手旅行会社をも驚かせている。
設立から17年、今や3万5千名以上という登録顧客を抱え、「ハミングツアー」のブランド名も新潟の旅好きの間ではおなじみになってきた。その心をグッと掴む秘訣は、アイディア出しから当日の添乗まで、全て社員の手づくりによる完全オリジナルであること。過程の1つひとつに、熱い想いとドラマチックなストーリーが存在する。

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旅行関連事業、バス関連事業、イベント企画等

COMPANY PROFILE

ハミングツアー(株式会社KOKK)

〒957-0056新潟県新発田市大栄町6-6-4
TEL/0254-22-1404URL/http://www.humming-tour.jp/

事業内容/1.イベント制作事業部(イベント企画、広告デザイン業務)2.旅行事業部(旅行関連事業、貸切バス関連事業)

設立/2001年5月資本金/4500万円従業員数/35名(2018年7月現在)

1人3役も当たり前!社員のマルチな活躍で“完全自社運営”を実現
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創業当初の事業は、コンサート制作だった同社。顧客に“感動”を与えるという共通項から、4年後に旅行業を開始した。旅の参加者を集めるには広告が必要。その制作を広告会社には頼まず、自分たちで手がけた。広告を見て問い合わせをくれた顧客の情報を管理するシステムも、自社で構築。当日のバス運転も、添乗も、全て自分たちの手で。旅行業界は当たり前に分業化が進み、運転や添乗はもちろん、店頭での販売までも外注先に委託し、元請・下請のような関係が存在している。その常識をものともせず、KOKKでは仕事の一切を外注に出さない。旅行にはハイシーズンとそうでない時期があり、大手の下請として仕事の依頼を受けていると、どうしてもその量が偏る。自社運営には仕事量をコントロールし、年間を通じて平準化できるメリットがある。経営が安定するのはもちろん、社員の過剰労働も防止できる。

限られた人員の中で自社運営を実現するため、“運転手がバスの整備も添乗もする”という具合に、社員は1人何役もこなす。「まぁやれば何とかなる、そういうもんです。」代表取締役の小柳は笑顔で語る。小柳こそ、代表の肩書きがありながら添乗もこなし、さらにはスクールバスの運転手として笑顔で子どもたちと挨拶を交わす顔も持つ。過去には化学系企業の技術者として黙々と働いていたと言うから、そのマルチな活躍ぶりは想像を絶するものがある。「不足しているノウハウは、社員を育てて補うまでです。」自ら多様なスキルを習得・発揮してきた小柳だからこそ、その言葉には説得力がある。

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旅の裏側には熱いストーリーが!それを投影する季刊誌『ハミングタイム』
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旅行と言えばまず目的地が存在し、その周辺の観光地を旅程に組み込むのが一般的であろう。ハミングツアーにはその概念がない。“どこに行く”ではなく“何をしに行く”から企画がスタートするのだ。例えば京都に行く、と言っても“桜や紅葉”なのか“神社仏閣巡り”なのか“グルメ”なのか、参加するお客様の指向によって旅のテーマは異なる。その指向を満たすためなら、多少無理があっても、遠く離れた目的地を含めた旅程を計画する。それこそが同社の売りである“テーマ型ツアー”の醍醐味なのだ。

こうした想いを余すことなく表現するのが、登録顧客に個別宅配される『ハミングタイム』。全カラー60ページ以上、写真選定から文章作成、デザインまで全て自社制作の季刊誌は、旅程や金額がメインの一般的な旅行カタログとはまるで別物だ。

「当社では、企画者が熱い語り口で旅先のレストランに交渉する姿を、すぐ隣で広告担当者が見ている。その想いは誌面にハッキリと映し出されます」と小柳。たとえ他の旅行会社が同じ旅程でツアーを実施しても、背景にある物語やポリシーまで真似することは不可能。同社のオリジナルツアーが参加者の心を掴んで離さない最大の理由は、ここにある。

『ハミングタイム』をめくると、「新入社員企画」という気になるページを見つけた。その年の内定者が、ツアーの企画から添乗まで行う、毎年恒例のチャレンジ企画だ。何も一発目からヒットを求めているのではない。そこには「何事も経験あるのみ」と、新人の背中を力強く押す同社の熱意と懐の深さが垣間見える。

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働き方も事業内容も、業界の常識にとらわれない
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年間休日80日程度も稀ではないサービス業において、同社は113日、週休2日を確保。地方の中小旅行会社としては異例と言える。

同一労働同一賃金(男女や雇用形態に関わらず、同一の仕事に同一基準の賃金を与える考え)を創業当初から実践し、在宅勤務やフレックスタイム制を取り入れ、育児・介護との両立を図る。ワーク・ライフ・バランスを推奨する取り組みが認められ、新発田市では第1号のハッピー・パートナー企業(新潟県男女共同参画推進企業)に認定された。

仕事内容も働き方も、業界の常識にとらわれない。そして今、事業内容においても旅行会社の枠を軽やかに飛び越えつつある。2018年6月、インバウンド旅行者の受け入れ拠点として有望視される宿泊特化型ホテル「ハミングの宿」を月岡温泉街に開業。来年春に向けては、新潟の風景や食を堪能するオープントップバスの運行も計画中だ。

さらに小柳が見せてくれたのは、「神の庭の米」と銘打ったコシヒカリの販売チラシだ。修験道の霊山である新発田市二王子岳山中で栽培された貴重な米を、平安時代創建の由緒ある神社でお祓いし、販売しているという。埋もれている地域の宝に光を当て、付加価値をつけて販売する。そうすることで地元の農家にも神社にも「今までなかった」お金が落ちる仕掛けだ。「団体旅行の主要客であるシニア人口は縮小傾向にあります。今後はインバウンドの受け入れや、地域貢献・地域ブランディングなどの新事業が重要になるはず。今はその種まきの時期です」と小柳は目を輝かせる。

“感動体験をプレゼントする”という同社のモットーに合致するのなら、商品は旅行に限定しない。自分の興味や挑戦したいことに当てはめて考えれば、社員の活躍の場は無限に広がるだろう。KOKKの新たな挑戦は、もう始まっている。

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