新卒積極採用施設特集
勇気のいる決断でしたが
精神科病院での経験が、私を突き動かしました。
就職の動機を教えてください。 |
実は新卒から9年間、管理栄養士として働いていたんです。勤務先として選んだ精神科病院で、栄養指導を通じて患者様と接しているうちに、看護師という職業に興味を持ち始めました。栄養面からだけでなく、より多方面から精神的・身体的サポートを提供したいと感じたからです。とは言えその時私は既に30代。結婚もしていましたし、決断には勇気が必要でした。それでも「定年まで働くとしたらまだ30年以上の時間がある!」と考えると、自ずと気持ちは固まっていきました。 |
新潟信愛病院を就職先に選ばれた理由は? |
精神科病院を経験していたことが大きかったですね。何年、何十年とかけて精神科疾患と闘う患者様を見てきて、私だからこそできる仕事があるのではという気持ちが高まりました。看護学校に入学する前から病院の情報収集をしていたところ、精神科を専門とする当院で奨学金制度が利用できることを知りました。家族を抱えて学生生活を送る私にとってはありがたい制度。おかげさまで無事資格を取得でき、支援してくれた当院に迷わず就職しました。 |
患者様1人ひとりの良き理解者になること。
コミュニケーション能力はそのための必須スキルです。
現在の主な仕事内容を教えてください。 |
看護師としては2年目となり、3交替制で勤務しています。状態観察や処置をしながら、医師や薬剤師、OT、ケースワーカーなど様々な関係者と情報交換を行い、適切なケアを提供しています。4名の患者様を受け持ち、看護計画やその評価を行っていますが、1日5分でも患者様とじっくり向き合い、コミュニケーションをとる時間を持つことを大切にしています。目で見てわかることだけでなく、心の中まで看て初めてわかる患者様の変化や要望もたくさんありますので。 |
就職後、どのように仕事を覚えていきましたか? |
1年目はプリセプターが2名ついてくれ、指導を受けながら看護業務の基礎を学びました。今でも月1回もしくは2ヶ月に1回程、レベルアップ研修やランチョンセミナーを受ける機会があり、同期の看護師と共に勉強しています。患者様の状態が落ち着かない時の対処方法など、精神科ならではの研修内容が多く、いざという時に対応できる知識を身につけさせていただいています。 |
仕事の楽しさややりがいを教えてください。 |
患者様が得意なことをして過ごす姿、患者様同士で会話を楽しむ姿、お風呂に入ってリラックスしている表情、感謝の言葉など、健康的な一面に触れた時に嬉しくなります。患者様にとって「良い状態」は1人ひとり異なりますので、それを理解してできる限りの援助を行うようにしています。相手に合わせたケアを提供するという意味で、私は看護師をサービス業の要素が大きい職業だと思っていますし、そこにやりがいを感じます。 |
大変なこと、難しいことは? |
看護師の役割として、状態観察、記録、情報共有の大切さ、奥深さを実感しています。まずは患者様の普段の状態を知り、異常に気づける医学的知識を得ていくこと、そして患者様や他の専門職の方と円滑な情報交換をするためのコミュニケーションスキルを身につけることは、看護師として大きな課題です。簡単なことではありませんが、一生をかけてスキルアップしていきたいと考えています。 |
栄養士としての経験も活かしながら
笑顔や意欲を引き出せる看護師になることが目標。
将来の目標や夢は何ですか? |
精神科では、長引く闘病生活が自己価値の低下や意欲の減退を招くことがあるため、患者様の笑顔や自発的な言動を引き出せる看護師を目指しています。その手段の1つとして、今後は栄養士としての経験も活かしていきたいです。食べること自体が生きがいになりますし、「外食したい」「家族の作ったご飯が食べたい」という気持ちが良い変化を起こすこともあります。「食」を通じた新たなサポートを提供していきたいです。 |
看護師を目指す学生の皆さんへ、メッセージをお願いします。 |
何度も言うようですが、看護師は様々な方との関わり合いが重要な職業で、コミュニケーションスキルを磨くことが不可欠です。そのための訓練は、学校生活でも十分にできると思います。1人で机に向かう時間だけでなく、友人や先生方と相談し合う時間を大切にしてみてください。人と意見を交わす経験が、入職後の仕事につながっていくと思います。頑張ってください。 |
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