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セッツカートン株式会社

専務取締役/酒井 房夫
成熟期を迎えた業界だからこそ
おもしろいことができる。
君の工夫とアイデアで
世の中に役立つ製品を。

基本データ

  • 創業/1947年(昭和22年)
  • 資本金/4億円
  • 新潟工場所在地/新潟県燕市新興野12-66
  • 連絡先/0256-97-4791
  • 社員数/738名(2017年3月末)
  • 売上高/447億1,000万円(2017年3月末)
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※文中敬称略

大手企業から、地元のものづくり工場まで。

ippo君

応援団:貴社の事業について教えてください。

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酒井:当社は、物流用の段ボールケース、段ボール紙、化粧箱など、包装資材の製造・販売をしています。組織としてはレンゴー株式会社のグループ企業で、全国に12工場と、他セッツのグループ会社8工場を展開し、2015年3月には当社として初の海外進出となるベトナム工場をホーチミン市に竣工しました。

新潟工場は食品関係のお客様が多く、米菓、かまぼこ、きのこなどを出荷する物流用段ボールが全体の6〜7割を占めています。また、食品以外では、大手電機メーカーなど、県内外の幅広いお客様と、お取引をさせていただいております。

ippo君

応援団:貴社の強みはどんなところでしょうか?

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酒井:主に2つあると考えています。1つは、積極的な設備投資。特にここ10年は大掛かりな設備投資を行い、2016年8月に新東京工場が竣工しました。2018年5月には三菱製シングルフェーサ(60H)を導入、11月には三菱製のエボル115印刷機の導入を予定しています。

2つめは、無駄のない生産体制。当社では異種混入を防ぐため、可能な限り製品のストックを持たないよう計画的に生産しています。お客様にとって、異種混入はあってはならないこと。作った段ボールを当社でストックしている時間が長ければ長いほど、異種混入のリスクも高まりますからね。これはスピーディーな納品にもつながり、お客様にも喜んでいただいています。

ippo君

応援団:ところで、段ボールはどのようにして作られるのですか?

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酒井:原料は、ロール状になった重さ約1トン超の巻紙です。これを3枚重ね合わせて中紙を波状に加工し、板状の「段ボール紙」を作ります。この段ボール紙を作る機械を「コルゲートマシン」と言います。当工場は立体感のあるボックスまで一貫生産するほか、段ボールシートの状態でボックスメーカーにも販売をしています。

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なぜ段ボールはなくならないのか?

ippo君

応援団:業界の現状について教えてください。

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酒井:段ボールは100 年を超える歴史を持つ、物流包装資材の必需品。簡単で扱いやすく、ディスプレー効果も十分あり、サイレントビジネスとして多方面で重宝されています。最近は通販業界の需要が一段と伸びていますね。

ippo君

応援団:確かに、インターネットで買い物をすると必ず段ボールに入って届けられます。

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酒井:たくさん紙を使って環境に良くないイメージを持つ人もいるかもしれませんが、実は段ボールはリサイクルの優等生。97%以上のリサイクル率で、使っていただく時は資材、使い終わったら資源になります。だから地球に優しく環境に優れている商品なのです。

こうした使い勝手の良さは他の物流資材よりズバ抜けており、安定した仕事量につながっていると思います。しかし一方で、需要先のお客様が海外シフトされるメーカーも多く、また、国内人口の横ばいで消費が伸びにくいことから業界が成熟期を迎えていることも確かです。

ippo君

応援団:そのことを受け、何か取り組んでいることはありますか?

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酒井:当社はLCC(LOW コスト、LOW CO2)すなわち軽量化、薄紙化、そしてRSDPスマートディスプレー段ボールのプレゼンなど販路の拡大を目指しています。付加価値のある製品作りに力を入れている中でも災害援助には実績があります。軽くて扱いやすい段ボールの特性を活かし、災害時に避難所などで使える段ボールベッド「暖段はこベッド」をJパックス(株)と共同で開発しました。2011年の東日本大震災では約2,000台、2014年の広島土砂災害では約500台を支援させていただきました。今では全国約156の地方自治体と防災協定を結び、業界とも提携しながら、防災も含め、社会との携わりを広げる業界にもなりつつあります。

ippo君

応援団:全国に工場を展開する貴社のネットワークも活かされているのですね。

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酒井:最近は全国の工場間の人材交流も増えています。転勤に躊躇する学生もいるかもしれませんが、もちろん本人の希望や家庭の事情にも配慮します。しかし、新たな場所で働くことはいい勉強になるはず。新潟に留まらず、いろんな土地で自分を試してほしい。そのチャンスが当社にはあります。

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より広く、より深く。海外展開と付加価値のある製品作りへ。

ippo君

応援団:今後のビジョンをお聞かせください。

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酒井:まずは、冒頭でもお話ししたベトナム工場を拠点とした海外展開です。現在、ベトナムだけでも日本企業は約1,400社ほどあると伺っています。そうすると物流用段ボールも必需品となりますから、日本の本社とベトナムの工場どちらとも、コラボ取引ができる期待も出てきます。

また、さまざまなアイデアを形にする営業企画課を立ち上げました。例えばガムテープを剥いだりカッターを使ったりしなくても、もっと安全・簡単に開封できる段ボールや、お客様の広告宣伝に役立つものなど…。段ボールはおもしろい商材だと思うんです。材料や構造がシンプルだから、工夫のしがいがあると思います。

ippo君

応援団:ビジョン実現のために求める人物像は?

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酒井:今や段ボールは、「早い・安い」だけではお客様に満足していただくことはできません。「提案」が求められる今、柔軟な発想力を持つ方に来ていただきたいと思っています。

最近の学生を見ていると、家庭思いの優しい子が多いと感じます。私も子どもがいるから分かりますが、家庭思いなのは嬉しいけれど、まずは自分自身のことを精一杯やってほしいというのが親の本音ではないでしょうか。臆せず、外の広い世界をどんどん見てほしい、チャレンジしてほしいと思います。

ippo君

応援団:学生へのメッセージをお願いします。

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酒井:吉田松陰の教えに「至誠」という言葉があります。極めて誠実に、真心を持つこと。これを仕事で実現するには、「実」=実行すること、「一」=専一(せんいつ)・1つのことをひたすらつきつめることと新潟工場で重んじている継続することがとても重要です。就職でも仕事でも、あきらめないために必要なのは「情熱」です。情熱、熱意、執念、そして「勇気」を持って何事にも取り組んでください。

ippo君

応援団:貴重なお話をありがとうございました。

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取材を終えて…

日々の暮らしにも、ビジネスシーンにも欠かせない段ボール。「いつか代替品が出るだろう」と言われながらも、これほど使いやすく製造コストの掛からない包装資材は他になく、長年安定した市場を保っているそうです。同社の新潟工場では、新潟県で消費される段ボールの約4分の1を生産しているというシェアにも驚きました。

営業の新人社員に、酒井専務はよくこんな言葉を掛けるそうです。「段ボールは売らなくてもいい。自分を売って来い」。初めは失敗するのは当たり前、それでも粘り強く仕事に取り組むことに価値を置き、努力を認めてくれる社風だと感じました。

海外展開や東京工場新設など、先へ先へと業界をリードする同社。このエネルギーを自分の前向きな力に活かしたい人は、ぜひ説明会に足を運んでみてください。

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