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システム精工株式会社

ハードディスク用磁気ディスク自動製造装置のパイオニア
グループ企業との連携で無限の可能性を切り開く

システム精工は、ハードディスク内部でデータを記録する「磁気ディスク」の自動製造装置を開発した世界初のメーカーとして国内外に広く知られています。磁気ディスク製造に必要な各工程の要素技術を極め、全て水準以上のレベルを確保した上で、それらを自動化するという技術革新により業界に貢献してきました。また2014年には、ケメット・ジャパングループの一員となり、グループ企業と連携して半導体の分野にも進出。高い技術力を多方面に生かすことで、新たな可能性に挑戦しています。同社の強みや技術者として事業に携わる喜び、そして今後の展望などを紹介しましょう。

基本データ

  • 設立/1978年9月
  • 資本金/9450万円
  • 本社所在地/新潟県長岡市南陽2-951-6
  • 連絡先/0258-22-1322
  • 社員数/25名(2017年12月現在)
  • 売上高/5億8135万円(2017年3月実績)
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高技術の集合体を開発し、ハードディスク業界の発展に貢献

イメージ 取締役/広川 睦 氏
イメージ 取締役/広川 睦 氏

主にハードディスク用磁気ディスクの自動製造装置の設計・製造・販売を行うシステム精工。ディスク製造における研削・研磨・洗浄・乾燥・検査の一貫生産自動装置を世界で初めて開発・実用化し、数多くの企業に納入しました。現在もアルミ基板用研磨装置の世界シェア85%、同検査装置は30%という販売実績が、その活躍を物語っています。「キーポイントは自動化。加工のたびに人力で出し入れしていたディスクを定位置に止める機能を開発し、自動でディスクの出し入れを可能にしたんです。作業の効率化はもちろん、人の手を介することで生じる不具合の原因を一掃し、お客様のニーズに応えることができました」と開発に携わった取締役の広川さん。こうして誕生した「クリーンロボット・クリーン搬送システム」は、パソコンの普及とともに急速に需要が高まったハードディスクの製造現場を支え、世界に認められたのです。

同社の強みは、「削る・磨く」「洗う」「見る」「つなぐ」という磁気ディスク製造の要素技術において、高い技術と豊富なノウハウを持つこと。圧力精度にこだわり均一な加工を施す専用機を開発して研削・研磨を全自動化し、洗浄技術でもディスクが動きながら自動的に汚れを落とす機能をそろえるなど、目的に応じた手段を複合させることで多様な需要に対応しています。「品質を支える表面検査・解析技術でも、レーザーの反射を応用した高精度な検査装置を提案。当社の自動化ラインは、各工程に注がれる高い技術を要望に合わせてカスタマイズし、それらをスムーズに連結させた『複合技術の集合体』です」。

世界レベルの技術の結晶は、24時間稼働の自動化ラインの構築、ディスクの加工精度や歩留まりの向上、製造コストの大幅削減などを実現し、多くの支持と信頼を獲得しました。そして今、その技術とノウハウは半導体製造をはじめとする新たな分野にも応用されています。

人として、技術者として成長できる好環境

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持てる技術をさらに突き詰めた結果、同社が手にしたのは「平面を磨き、検査することを最高レベルで実現する」という絶対的な強みでした。それを支えるのは、難しいオーダーに対しても柔軟な発想と様々なアプローチで、問題解決の糸口を追究する同社の技術者たちです。彼らは顧客との打ち合わせから仕様決定、設計、立ち上げ確認、取扱説明書の作成まで、製品づくりを一貫して担います。また一つの装置を担当したら、部品などを決めるハードの設計と、機械を動かすためのプログラム設計という、一見別分野に思える作業も一手に担当するのが同社の特徴でしょう。広い領域に携わるのは、技術者としての面白みや成長のチャンスに恵まれているということ。求める人材も、そんな環境を味方につけて着実にスキルアップできる人です。「まず、モノづくりが好きであることは大前提。その上で、思い描いたものが形になって動き出すことに醍醐味を感じられるのは、技術者にとって大切な要素です」。世の中の様々な技術に興味を持って心を躍らせることができるか、ある技術の知識を得たときに「もっと知りたい」と自らさらに一歩を踏み込めるか。「その探究心こそ技術者が持つべき資質」と広川さんは話します。

また、一人ひとりの成長を支える教育制度もしっかりと完備。コミュニケーションスキルをはじめとする多彩なセミナーを実施し、技術や資格に関わる各種研修や資格取得についても会社が全面バックアップするなど、スキルアップに最適な環境を整えています。常に最先端の学びに触れている社長の講義や役員のプレゼンテーションにより「人として成長すること」に重きを置き、優れた人材を育成しているのは同社の特徴と言えるでしょう。

新たなるグローバルスタンダードの創出を目指して

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2014年、システム精工は難素材の精密研磨工具を製造するケメット・ジャパン株式会社のグループ企業となりました。それによるメリットは、同社の高い技術やノウハウを生かした新たな可能性が開けたこと。グループ企業との連携などによる絶大なシナジー効果です。「これまでケメット・ジャパンがアウトソーシングしていた装置の製造をシステム精工に任せるほか、半導体製造を行うグループ会社との協業などを足がかりに、今後は様々な分野への進出が可能となるでしょう。そのためにもグループ内の交流は不可欠と考え、3ヶ月に一度はグループの幹部会を行い、技術や情報を行き来させることにより、その新たな可能性を探っています」と代表の滝川社長。同社は既にグループのスケールメリットを生かした展開に着手し、心躍る未来を切り開いています。

同グループは海外展開にも積極的で、2017年の夏にはスリランカに新会社を設立。ゴミ処理や水処理、インフラの整備といった現地の環境改善を目的とする多角的な事業をスタートさせました。「精力的な展開の根底にあるのは、自分たちの強みをもって世の中の問題を解決し、貢献するという信念です。私たちが目指すのは『超成長会社』。目先のビジネスだけでなく、末永く愛され、必要とされるような100年企業の創生です。そのためにも常に時代に呼応し、世界に先がけてディファクトスタンダードをつくる気概で、様々な事業にチャレンジしながら発展していきたいと考えています」。

モノづくりへのワクワク感を持ち続けながら、「平面の研磨・検査」という揺るぎない強みをもって世の中に貢献すること。そしてハードディスク自動製造装置と並ぶ、新たなるグローバルスタンダードを築きあげること。それらを目標に、同社は技術革新を重ねながら意義あるチャレンジを続けています。

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