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株式会社 共栄鍛工所

高難度の鍛造品を得意とする技術力で
「小さなトップ企業」を目指す。

代表取締役社長/齊藤 栄太郎

農機具部品では世界シェアナンバーワン、また自動車工場には欠かせないコンベアチェーンでも国内トップのシェアを誇る共栄鍛工所。鍛造品ならではの高い強度はそのままに、複雑な形状にも対応する確かな技術力こそ同社の強みです。また「人材は最たる宝」と働く環境づくりにも注力し、日々のモチベーションアップを支えながら従業員満足度の向上を目指しています。モノづくりのまち・三条市に根を張りながら世界のステージで活躍する同社の強み、充実の福利厚生、そして先輩社員が実感する仕事のやりがいや今後の展望について聞きました。

基本データ

  • 設立/1930年4月
  • 資本金/1000万円
  • 本社所在地/新潟県三条市尾崎2781
  • 連絡先/0256-45-3171

  • 社員数/80名(2018年1月現在)
  • 売上高/28億1000万円(2017年9月期実績)
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貴社の事業について教えてください。

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当社は熱間型打ち鍛造で、農機具をはじめとする機械の部品を製造しています。世界最大の農機具メーカー「ディア・アンド・カンパニー」とは25年来の取り引きがあり、同社の巨大なコンバインの刈り取り刃を守るナイフガードにおいては、ほぼ100%を受注。他メーカーからの引き合いも多く、世界ナンバーワンのシェアを獲得しています。また、自動車工場などの製造ラインに備えられるコンベアチェーンについても国内トップシェアを確立するなど、多くのメーカーから厚い信頼を得ています。

誰もが手にする最終製品ではないため、当社の製品は皆さんにとって馴染みが薄いかもしれません。そもそも「鍛造」とは、加熱して柔らかくなった金属を叩き、強度を高めながら成形する加工法のことです。鍛冶屋が熱くなった鉄をトンカチで叩いて刀をつくるイメージが最も分かりやすいでしょう。よく対比される「鋳造」は、溶かした金属を型に流し込んで成形する加工法。それぞれにメリット・デメリットがあり、複雑形状に向く鋳造に対して、鍛造は強度、切削性、耐摩耗性が高いため、クルマのエンジン内に使われるコンロッドやクランクシャフトなどに多用されているのが特徴です。

強みはどこでしょう。

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強みを一言で表すと「技術力」。複雑形状や1000g以下の小物を得意分野とし、小ロットから大量生産品まで幅広く対応しています。鍛造ならではの堅牢さはそのままに、本来ならば鋳造に向く複雑形状にも対応することで強みは倍増しました。金型製造から自社で手がける一貫製造により、鍛造の命とも言える金型技術やノウハウが流出する心配もありません。当社の製品が国内外でトップシェアを誇るのは、ほかでは真似できない日本の職人技術を生かし、品質はもちろん、量産性や価格においても優れた製品をつくり出しているからでしょう。

また、独自の技術をきっちりと伝承する体制も整っています。若手は意欲的ですし、ベテラン社員は技術を伝える教官としても活躍しています。そんな社員のモチベーションを支える好環境づくりに注力し、やりがいを持って働いてもらえるよう配慮しているのも当社のこだわりですね。

では、働く環境づくりについて詳しく教えてください。

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かつて武田信玄が「人は城、人は石垣、人は堀」と言ったように、会社は社員があってこそ。そこで当社は、一人ひとりが日々のモチベーションを保ちながら、満足感を持って長く働いてほしいという思いを込め、まず給与面を充実させています。福利厚生施設としては、事務所と隣接した棟にスポーツジムや大浴場を完備。敷地内にはゴルフのアプローチグリーンを設け、社員たちがともに汗を流しながら、より交流を深められるよう配慮しています。それらの取り組みを通して、一人ひとりが居心地の良さを感じ、もっと頑張ろうとやる気を持てるような会社にしていきたいですね。

職場は風通しが良く、家族的な雰囲気。もちろん多少の上下関係はありますが、社員は私にも直接意見を言ってくれるし、会社から一歩出たら、ともに語らい、思いをぶつけ合えるオープンな関係性が築かれているように感じます。

社員の不平不満を解消し、仕事に打ち込める好環境を確立することが、技術や製造効率の向上につながる。それが当社の考え方です。様々な取り組みが奏功し、若手から勤続40年以上のベテランまで、幅広い年代がそろう社員の平均年齢は41歳。定着率の高さも特長の一つです。

今後の展望は。

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私たちが目指すのは、世界に確固たる地位を築く「小さなトップ企業」。背伸びせず、でも上場企業と対等に渡り合いながら、100億円規模の売り上げを誇る町工場となるのが目標です。会社が急成長すると、そのスピードに組織が追いつかなくなりがちですが、トップの目がちゃんと社員に行き届いた状態で少しずつ発展していけたらいいですね。今後はともに頑張る人材を確保するためにも、まずは知名度を上げなくては、とテレビCMをはじめとする新たな広報展開も視野に入れています。

またこれまで通り、日本でしかできないもの、新潟の“三条”でしかできないものにこだわり、地域に根ざして雇用を生んでいくことも大切です。トップとしては、自分たちの仕事に誇りを持ち、赤字の仕事は絶対にしないという信念のもと、当社ならではの技術とノウハウ、そして社員を大切に守っていきたいと考えています。

どのような人材を求めますか。

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何よりも重視するのは協調性です。とは言え人に合わせるだけでなく、主張すべきことはして引くところは引くバランス感覚のある人、友人と楽しく交流できる人であれば十分です。また当社は向上心のある社員が多く、互いに切磋琢磨しながら成長しているので、多少負けん気の強いほうが向くのかもしれません。やる気と成果は給与にも反映されます。スキルアップに努め、どんどん成長していける人だと望ましいですね。

仕事は入社してから学ぶことがほとんどなので、出身学部は問いません。数字に強くてモノづくりが好きであれば、やりがいを持って働いてもらえると思いますよ。

先輩社員の皆さん、この仕事のやりがいは何でしょう。

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(佐藤 尚司さん/1985年入社/金型課)

主に3Dキャドを使い、当社のモノづくりの根本となる金型の設計・製作を行っています。基本的には様々な作業を通して一つの型が出来上がるのですが、現在は高速加工機で金型を直彫りするため、以前と比べて10倍以上のスピードで美しい加工面を実現できるようになりました。入社して34年、進化し続ける加工に対応するのは大変ですが、製品が完成したときの達成感は格別です。今後は、金型課の一人ひとりがどんな作業もこなせるように指導するのが目標。失敗を恐れず、モノづくりに達成感と喜びを感じられる人とともに、技術向上に努めながら前進していきたいですね。

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(野本 勝徳さん/2014年入社/金型課)

佐藤さん同様、金型の設計・製作を担当しています。自分で考えたものを自らの手で形にし、思い通りの動作でちゃんと機能を満たすまでの一連に携わることができるのは、この仕事の大きな魅力。また完成した金型の使用状況を社内で確認できるため、達成感を得やすいこともやりがいにつながっています。鍛造品の形状やバラつきなどの特徴をつかんで金型に反映するのは難しいのですが、経験を重ねることで少しずつ最適な落としどころを見極められるようになってきました。今後はより技術を高め、知識と経験を後輩にしっかりと伝えて当社のレベルアップに貢献したいと思っています。

取材を終えて…

敷地には数棟の工場が建ち、ワクワクするようなモノづくりの現場が広がっています。金型から手がける同社だけに、どこにも流出することのない独自の高技術とノウハウを持つことが、何にも代え難い大きな強みに。新潟に居ながらにして世界と渡り合う、ダイナミックな醍醐味がここにあります。

また、社員を大切にする姿勢も同社の特徴です。給与面の充実はもとより、事務所棟の隣には厚生施設もしっかりと完備。昼休みになるとアプローチグリーンでゴルフを楽しむ社員の姿も見られます。「会社の成長を支えるのは社員満足度の高さ」という考えのもと、心地よく働くための環境が整備されているのは大きな魅力ではないでしょうか。

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