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北越印刷株式会社

企業の情報を伝えたい人にいかに伝えるか。
それが腕の見せ所です。


代表取締役社長/高山 宏明

明治9年、「北越新報社」という新聞社として創業した北越印刷。141年という歴史がありながらも、常に新しいチャレンジを続ける姿勢は、同社の大きな特徴といえるでしょう。

近年は印刷物を作るだけではなく、いかに情報を届けるかという点にフォーカス。インパクトのあるDM(ダイレクトメール)の制作や、発送代行事業に力を入れています。また、3年前から子育て支援情報誌「クルール」を発行するなど、その領域を拡大しています。

学生の皆さんにも身近な「印刷物」が作られる舞台裏や、企業としての特徴、今後のビジョンなどをお聞きしました。

基本データ

  • 創業/1876年(明治9年)
  • 資本金/1296万円
  • 本社所在地/新潟県長岡市南陽2丁目949番地8
  • 連絡先/0258-23-7711
  • 社員数/60名
  • 売上高/10億円(2017年6月実績)
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まず、貴社の事業について教えてください。

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当社にはいくつか事業の柱があります。一つ目は、創業時から行っている印刷業。企画提案からデザインワーク、印刷、折り・綴じなどの加工まで一貫生産が可能です。二つ目は、テレビ、ラジオ、新聞などのマスメディアの広告代理業。そして三つ目は、発送代行業です。従来は、お客さまからDMなどの発注を受けると、制作・印刷して納品するまでが当社の仕事でした。しかし発送代行業では、デザインから印刷、封入、封かん、発送手配まで一貫して請け負います。これは、「情報を届けるべき場所まで届けることを、私たちの仕事の範疇にしよう」ということで、当社の特色を生かしたワンストップサービスとして2008年に立ち上げました。

かつての印刷業は、発注された印刷物を生産する「受け身の業種」というイメージでした。しかし、当社が扱う商品は「情報」です。印刷は情報発信のための一つの手段であり、「何を使ってどう発信するか」をトータルに提案することが、私たちの役目だと考えています。

具体的には、どういうものがありますか?

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いくつか事例をご紹介しましょう。
 「インパクトDM」は、封筒いらずのDM。1枚の大きな紙に印刷し、折り畳んで糊付けし、表面をそのまま宛名面にして発送できます。
 開封時に「バリバリ」と音がするので印象に残りやすく、開封する動作を途中でやめさせない効果もあります。封筒代や、封入の手間をカットできるのもメリットです。

「イメージバリアブルDM」は、お客さまに“特別感”を与えるのに効果的です。皆さんも経験があると思いますが、誕生月になるとお店からDMが届いたりしますよね。こういう時、例えばバースデーケーキの写真を印刷するのですが、プレート部分にあたかもお客さまの名前が手書きされたようなデータを作成し、名前の部分を一枚一枚変えて印刷できるんです。受け取った時の楽しさがあり、来店や買い物などの行動を促す効果が期待できます。

この他に、クリアファイルの形状で作った紙のファイルもあります。これは書類を入れたファイルに直接メッセージを書き込むことができるので、ふせんなどを貼る必要がありません。デザイナーのアイデアで、名刺を差し込めるスリット(切り込み)も入れています。

こうした印刷や加工技術の多彩さ、それを生かすノウハウを有しているのが当社最大の強みといえると思います。

身近にある印刷物も、さまざまな工夫をして作られているのですね。

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そうですね。世の中にたくさんある印刷物の中で埋もれないようにするため、営業とデザイナーがチームになり、アイデアを出し合って作り上げています。

また、エリアマーケティングというシステムを活用すると、例えば「長岡市在住」「60〜70歳代」「世帯年収500万円以上」の属性の人が多い地域を「〇〇町〇〇丁目」まで絞り込み、効率よく配布することも可能になります。

他にも特徴的な取り組みはありますか?

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子育てママを応援するフリーペーパー「クルールにいがた版」を発行しています。社内外で子育てに悩む女性が多いことを知り、当社のできることで力になりたい、という想いからスタートしました。当社のCSR(企業の社会的責任)活動の一貫でもあり、新潟県の少子化対策モデル事業にも選定されています。

誌面と連動した「ママ’sカレッジ」というイベントでは、夫婦のコミュニケーションや育児についてなど、毎回さまざまなテーマで講座を開いています。クルールの読者からたくさん参加いただいています。

学生にはどんなことを期待しますか?

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当社は創業142年目を迎え、「200年企業への伝承と誇り」を経営理念に掲げています。200年企業を目指すには、これまでの歴史に誇りを持ちながらも、絶えず挑戦を続けていく必要があります。

若い皆さんには、新たなチャレンジに必要な発想力や面白い視点、そういったものを期待したいですね。

200年企業に向けて、今後の展望は?

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当社は印刷会社として長い歴史がありますが、社員の平均年齢は約35歳と若手がたくさん活躍しています。現在その若手社員を中心にした委員会を立ち上げ、強い会社づくりを進めています。そして、当社が得意とする加工技術を使ってどんどん新しい商品を作っていきたいと思っています。印刷物を作るうえで、さまざまな形であったり、飛び出す絵本みたいな動きのあるものだったり… 紙だからこそ出来るものはまだまだあると思います。

常に心がけていたいのは、「ワクワクするものづくり」。飛び出すDMやユニークな形状の名刺など、アイデアを生かし、ものづくりの楽しさを忘れない仕事を今後も続けていきたいですね。

取材を終えて…

高山社長へのインタビュー後、印刷工場を見学させていただきました。巨大な印刷機や加工機がめまぐるしく動き、まさに「ワクワクするものづくり」の現場がそこに広がっていました。

印刷の知識に関しては、入社前の1〜3月に通信教育で勉強できるとのこと。ただしこれは入社前のウォーミングアップのようなもので、基本的には入社後のOJTで必要な知識を身に付けていきます。

長岡を中心に、新潟県全域や東京エリアの仕事も手がける同社。発想力に自信のある人、地域やお店を楽しいアイデアで元気にしたい人は、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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