にいがた就職応援団ナビ2019

Interview with professional
ワークスタイル新潟
メイン画像PC用

持ち前の探究心を活かし
モノづくりの基礎を支える

ー 技術職 ー
メイン画像

理研製鋼株式会社
鉄鋼技術・検査係

井ノ山 将人〈2014年入社〉

□出身校/東京工科大学
□出身地/新潟県上越市
□趣味・特技/釣り・ドライブ
□座右の銘・モットー/受け身ではなく自発的に

COMPANY PROFILE

理研製鋼株式会社 柿崎工場

〒949-3294 新潟県上越市柿崎区柿崎7402-2
TEL.025(536)2231 FAX.025(536)3002

事業内容/特殊鋼鋼材・同二次製品の製造販売、切削工具の製造販売、工作機械の製造販売、各種異形品の製造販売、その他前記に関する業務

資本金/4億8500万円 従業員数/240名
設立/昭和24年12月
URL.http://www.rkn.co.jp/

Work
日本のモノづくりの基礎となる素材をつくる
work
イメージ

国内でトップクラスの生産量を誇る「高炭素クロム軸受鋼(SUJ2)」線材を主力とした特殊鋼部門、「RIKENのドリル」として信頼を得ている「切削工具部門」、小型精密工作機械に特化した「工作機械部門」。理研製鋼株式会社はこの3部門を柱に、日本のモノづくりに貢献している。

柿崎工場では、特殊鋼と切削工具を扱い、井ノ山が所属する技術・検査係では軸受鋼線の二次加工(=「伸線」)を行う。彼が担当するのはその工程に必要となる部品の設計である。伸線とは、ごく簡単に説明すると、素材となるワイヤー状の鋼材をダイスというパーツを通して引き伸ばし、求められる細さにすることをいう。重量1トンもの鋼材を均一の太さに、なおかつ傷なく仕上げなくてはならない。

「でき上がった鋼材は各メーカーに送られて、ベアリングと呼ばれる部品になります。ベアリングは主に自動車や産業機械、家電製品に組み込まれ、回転物の補助をする役割をします。今年話題になった“ハンドスピナー”にも実は使われていますが、普通は機械の内部に組み込まれているので、目にする機会はあまりありません。けれどベアリングに不具合があるとモノが動かなくなる可能性があります。ですから素材の品質はとても重要なのです」。

井ノ山はダイスの形状や諸条件をすべて計算する。万一トラブルがあればすぐにその原因を弾き出し、改善する。関数電卓一つを武器に、日本のモノづくりの基礎の基礎となる素材をつくるのが井ノ山の仕事だ。

イメージ
Style
入社してゼロから学んだ鉄鋼の知識
work

実は井ノ山は大学時代は生物化学を学んでいた。遺伝子やバイオテクノロジーの世界から鉄鋼へー。就職は、未知の世界への挑戦だった。

「とにかく何も分からなくて(笑)。工科大学卒業ですが、旋盤にすら触れたことがありませんでしたから。モノの測り方も分かりませんでした。最初は苦労するだろうなと、覚悟していました」。

だが幸いなことに、理研製鋼は研修期間をたっぷり1年間もとる企業だった。同じように異分野に就職した友人が、いきなりOJTから始まったことに比べ、はるかに恵まれていた。社会人としての基礎から専門知識まで、幅広く奥深いカリキュラムをこなすうち、井ノ山にも「やっていける」という自信のようなものがついてきた。

「実際に機械に触れて、モノづくりの面白さに目覚めました。特に自分で計算して設計したものが、実際に形になっていくことには素直に感動を覚えます」。

イメージ

入社して4年目を迎えた今でも、スキルアップは欠かさない。「当社では1年目と3年目に社外でフォローアップ研修を受けるんです。その時に出会った『なぜなぜ分析』は、自分の成長に繋がりました。問題が発生した時、『なぜそれが起こったのか』を分析する。ここまでは普通です。そこでさらに『ではなぜそれは起こったのか』、『なぜ?』、『なぜ?』。そうやってどんどん分析を深めていくのが『なぜなぜ分析』。今ではごく自然にできるようになりましたが、この作業を繰り返しやっていくことが、手間が掛かるようでいて、実は問題解決への一番の近道です」。

Niigata
頼られ、誇れる存在になりたい
work
イメージ

今の井ノ山の一番の目標は、「頼られる先輩社員になること」だ。

「4年目になり、後輩ができていく中で、自分はまだまだ知識も経験も未熟な段階。けれど後輩に質問されて即答できないようでは、恥をさらしてしまうだけ。人に教えるということは、同時に自分が理解しているかを確認することでもあります。『分からない』は卒業して、誇れる存在になれるよう心掛けていきます」。

井ノ山から見て、所属部署は現場の雰囲気が良い。機械を動かす先輩社員とも、気軽に会話ができる。何十年も機械を操ってきた熟練社員は、持っている知識も膨大だ。そんな人たちと話すのは、とても勉強になるし楽しいという。そこで得た知識を、井ノ山もまた、後輩たちへ伝えていくことになる。彼らをきっちり育て、自分自身、より幅広い分野へ挑戦したい。そんな希望も抱いている。

「仕事をしている上で、地元に就職できたというのはとても良かったです。仕事が終われば家族のいる家に帰れるし、昔からの友達もそばにいる。そして新潟は海も山も身近にあります。この柿崎工場の横もすぐ日本海ですし(笑)。私は大学時代にアウトドアサークルに入っていたくらい外遊びが好きなので、プライベートもとても充実しています。平日はがっちり仕事、土日はオフを満喫。このメリハリ感が最高です」。

いずれは仕事を通じて地域に貢献できれば、という思いはある。それにはまだ少し時間が必要かもしれない。しかし「受け身ではなく自発的に」のモットーに従って前へ進めば、思いはきっとかなうはずだ。

イメージ

◆|私|の|必|需|品|

関数電卓

大学時代から使い続けて6年目になる愛機。仕事の時はいつも肌身離さず持ち歩いているという。「私の仕事は1000分の1ミリ単位まで扱うので、少しの誤差で結果を大きく変えてしまうことも考えられます。複雑かつ正確な計算をするために、この関数電卓は欠かせないアイテムです」。購入額はもう忘れたが、「だいたい3,000円くらい。高いものではないですよ」。

イメージ