にいがた就職応援団ナビ2019

Interview with professional
ワークスタイル新潟
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バルブの不思議に魅せられて
製品づくりの道しるべ役に

ー 設計開発職 ー
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株式会社中村バルブ製作所
技術部

佐々木 秀一〈2010年入社〉

□出身校/新潟工科大学
□出身地/新潟県佐渡市
□趣味・特技/子どもと遊ぶ、パソコン
□座右の銘・モットー/まずやってみる

COMPANY PROFILE

株式会社中村バルブ製作所

本社/〒949-7413 新潟県魚沼市堀之内3946番地
TEL.025(794)2132 FAX.025(794)3095

事業内容/工業用バルブの設計、製造及び販売

資本金/2250万円 従業員数/63名
設立/1947年1月
URL.http://www.nv-s.jp/

Work
図面上のバルブが作動したときの喜び
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中村バルブ製作所は、その名の通り「バルブ」を製造する企業である。バルブとは、配管を流れている気体や液体を止めたり、流れる量を調節する役割を持つ機器のこと。水道の蛇口が最も象徴的だろう。ただしバルブと一口に言っても、その形状や用途は様々だ。同社が主に手がけるのは、石油関連のプラントにおいて重要なポイントとなるタンクの根元などに使用されるもの。金属製の大きくてしっかりとした製品が主体である。

佐々木は、それらバルブの設計を行う。パソコンで行う図面や書類の作成はもとより、営業担当とともに顧客のもとへ出向き、細かな説明をすることも。「使用用途や流体の条件によってバルブの材質や構造は決まります。要望はお客様ごとに異なるため、しっかりとヒアリングすることを心がけていますね。バルブをつなげる部品の寸法から、法律で定められた細かな基準に至るまで、全てをきっちり満たしてニーズに応えるよう努めています」。

ときには、図面上で成り立っていても、材料が硬すぎて刃物が負けてしまったりと、実際の加工が不可能なケースもある。「だからこそ重要なのが現場との綿密なやりとり」と佐々木。その場合は、製造担当と相談しながら構造や加工法を調整し、実現へと一歩ずつ近づける。「むしろ、図面に描いたものがスムーズに形になるほうが珍しいかもしれません。でも、自分で描いたものが形になり、正しく作動し、製品になってお客様のもとへ届くのは何よりの醍醐味。苦労した案件ほど、完成したときの安堵感と達成感は格別です」。

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Style
「いかに構造を単純化させるか」がテーマ
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入社当初は、規格や法律で定められたことへの対応に苦心したという。「特に、バルブを他の管とつなげる部品の設計や、圧力の高い気体が流れる場合の法律に則することが大変でした。お客様に指定された規格に沿って書類を作成するのにも苦労していましたね」と、佐々木は当時の自分を振り返る。

少しずつ苦手を克服し、自らの成長を感じたのは、新規の特注品を一から任せられたとき。入社から3年ほどたったころである。「鋳物を手配し、全体の図面を作成、さらに部品一つひとつを設計して加工へ。リピート品なら完成まで平均3カ月ほどですが、新規の製品は半年くらいかかります。でもこの経験により、完成までの工程や行うべき手続きなど、バルブづくりの一連を改めて確認でき、大きな自信になりました」。その後も、特殊な材質や、同社で加工できるギリギリの大きさのバルブなどを手がけながら、着実に経験値を高め、力を蓄えている。

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そんな佐々木が大切にする、設計者としての三箇条がある。それは「必ず加工が可能な図面を描くこと」、「お客様が要求するスペックを満たすこと」、そして「できるだけ構造を単純にすること」。モノづくりにおいて、構造が単純であればあるほど堅牢になるのは言うまでもない。条件によってはタフな状況を強いられるバルブにとって、丈夫さは欠かせない要素だ。部品の数を最小限に抑え、どこまでシンプルに仕上げられるか。常にそれを頭に置き「単純に」と心がけながら図面を描く。そこに譲れないこだわりがある。

Niigata
専門性を高め、尊敬する上司に追いつきたい
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佐々木が同社を志したのには明確な理由がある。きっかけは大学時代、研究室にあった真空ポンプに触れたこと。「ハンドルをキュッと回すだけで中の流体をコントロールできることに興味を持ったんです。どんな構造なんだろうと調べ始めて行き着いたのがバルブ。それには様々な種類や役割があることを知り、広い世界に魅せられました」。

新潟県内での就職を決めていた佐々木は、バルブに関わる企業を探し始める。「流体があるかぎりバルブはなくならない」という確信からくる安心感も、その決断を後押しした。そして同社を知り、設備の整った製造現場を見て一気に惹きつけられる。「2m以上の材料をぐるぐると回転させながら加工している様子を見て、すごい! と圧倒されました。大きなプラントに使われるようなバルブを自分もつくりたいと強く思いましたね」。その願いのままの今を刻み続けている佐々木。「バルブづくりの道しるべ役」だという開発設計職に、誇りを持って取り組んでいる。

生まれ育った佐渡とは風土が違うものの、魚沼の豊かな自然や程よい便利さは、生活するには絶好だという。二人の子どもを持つ父としても「家族で遊べる場所が多いのも新潟の魅力」と満足げだ。安定したプライベートの支えがあってこそ、仕事にも存分に力を発揮できるというもの。「目標は、大ベテランの上司に追いつき、仕事をしっかりと受け継ぐことです。バルブのことを聞かれたら何でも答えられるような、信頼される人材になることが私の目標です」。

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◆|私|の|必|需|品|

金属製ものさし&消せる赤ボールペン

厚さ1mmのものさしは入社当時から使っているもの。「長さを測るときはもちろん、図面から大きさをイメージするときに使ったり、ペーパーナイフとして代用したり、書類に当てて表を見やすくしたりと、用途は実に多彩です」と佐々木。「目立つ上にさっと消せるのでシャープペンシルより便利」という赤ボールペンとともに、デスク上の作業には欠かせないアイテムに。

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