にいがた就職応援団ナビ2019

IPPO君がゆく!応援団ルポ
ただの運送会社じゃない!? その秘密を探る。

コンビニやスーパー、飲食店などの商品や食材を運んでいるのは誰?

運ぶだけじゃない! 運ぶ仕組みそのものが商品の中越通運をルポ!

メイン画像PC用

街中でよく見かけるトラックによる「陸上輸送」や、貨物列車による「鉄道輸送」、家庭や企業の引越を手がける「引越サービス」、保管・在庫管理を行う「倉庫運営」など、時代の変化に合わせてそれまでなかった事業を生み出してきたのが中越通運です。

ただモノを運ぶだけではなく、顧客の物流を改善する「仕組みとシステム」を提案し、運用する先進的な物流企業です。今回、本社にお邪魔し、「物流」とは皆さんの身の回りでどんな役割を果たしているのか、また同社の先進的な取り組みについてなど、詳しくお話を伺いました。

イメージ
いつでも欲しい商品がお店にあるのは、物流業者がいるからこそ。

コンビニやスーパーを毎日のように利用したり、外食系チェーン店で食事をする人は多いですよね。こうしたお店でアルバイト経験がある人はわかるかもしれませんが、これらのお店には1日に何回も商品が運び込まれます。

たとえば、コンビニのお弁当。農家が材料の野菜を作り、メーカーがお弁当をいくら作っても、最終的にコンビニの棚に並べられなければ私たちは買えません。しかも、棚のスペースには限りがあるので、売れそうな分だけが注文されます。こうしたことが全国各地で起こっている中、どうやって野菜がメーカーに、お弁当がコンビニに、必要な分だけ届けられるのでしょうか。その裏側で活躍しているのが物流です。

しかも、身近なところで生産された商品だけでなく、全国各地の商品が1つの店舗に揃い、欲しい時にいつでも買うことができます。それも、モノを迅速に確実に運ぶ「物流業界」があるからこそ。物流が私たちの豊かな生活を支えているのです。

イメージ
膨大な商品を迅速・確実に仕分けて配送する仕組み作り。

一般的なコンビニには1店舗で2,500〜3,000点の商品があり、スーパーともなるとその数は膨大です。飲食店にも毎日のように食材や備品が届けられています。これらの商品や食材をメーカー・問屋・小売店それぞれが受発注と配送を行っていたら、モノと情報の流通はパンクしてしまいます。

このモノと情報の流れをスムーズにしているのが「物流業者」です。トラックや鉄道などを利用し、商品や食材を必要な時に、必要なところへ、必要なだけ運んでくれます。このおかげで受発注も1か所に、配送もまとめて届けることができるのです。

膨大な商品数を必要数だけ、スピーディに確実に各店舗に届けるには、仕組みが整っていなければできません。中越通運は、この仕組みの重要性にいち早く気づき、メーカー向けには商品在庫のための倉庫運営や問屋への輸送管理などを、小売店向けには大規模物流施設を設置し、入荷した商品の検品、仕分、配送、流通データ管理などをトータルに行う仕組みを業界に先駆けて作りました。

イメージ
自社開発した物流情報システムが同社の大きな強みに。

中越通運のある物流センターでは、1日にバラ商品が98,000個、ダンボールが22,000ケース入荷します。これらを、たとえばスーパーのA店にハムを○個、チョコを○個、B店にハムを○個、ガムを○個……という具合に、数十店舗ある各店へ注文に合わせて商品ごとに個数を仕分け、配送しなければなりません。この煩雑な作業を迅速に確実に行うため、同社が活用しているのがITの力です。

1991年にお客様専用のシステムによる、物流拠点の運営をスタート。1998年には自社構築のセンターを開設。2011年より倉庫管理システムと、特許を取得したクラウド型物流情報システムを独自に開発し、保守管理や拡販を手がけてきました。物流を知り尽くした同社が、店舗の発注からメーカーの在庫管理までカバーできる情報システムを開発することで、より大きなスケールで仕事が動くようになりました。物流情報システム事業は同社の大きな強みです。

イメージ
物流拠点を結んで効率化を図るプラットフォーム事業。

物流システムのメイン拠点となるのが物流センターです。全国大手スーパーの物流業務向けの物流拠点の運営ノウハウをもとに、通過型と在庫型のセンター機能を複合したALC(アドバンテージ・ロジスティクス・センター)を創り上げ、新しい形の物流サービスを1998年にスタート。2014年には埼玉県羽生市に大型ロジスティクス拠点の1号棟が完成。2016年には宮城県岩沼市に「仙台南ALC」を竣工させています。

この羽生と岩沼、新潟を結ぶ幹線輸送網を構築し、輸送効率の向上を図ろうというのが「プラットフォーム事業」です。エリア内の各メーカーからの荷物を物流拠点に集約し、まとめて他エリアの拠点へ幹線輸送。これにより、全トラックの総輸送距離を減らすことができ、ドライバー不足や環境負荷軽減にも有効です。

今後は、同社の強みとなっている「情報システム」「仕組み作り」を通して、顧客の要望に応えながら、プラットフォーム事業を推進させていく計画です。

イメージ

IPPO君の独り言

中越通運は今回お話を伺った取り組みのほかにも、環境によいと見直されている鉄道輸送に早くから取り組んでいたり、業界に先駆けて引越サービスを商品化してきた先進的な企業です。さらに、今回の取材を通して、ただ単にモノを運ぶだけでなく、物流情報システムを活用して「モノの流れ」を総合的にマネジメントしている企業だというスケールの大きさを感じました。同社の今後の取り組みに、目が離せません。

イメージ