にいがた就職応援団ナビ2019

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あらゆるニーズに応える
金属熱処理のスペシャリスト

ものづくりを支える技術の中でも、金属材料に熱を加えることで耐摩耗性や耐久性といった特性をあたえる「金属熱処理」という一風変わった分野がある。渡辺製作所はこの分野に特化し、自動車・工業機械・金属部品といった多分野のメーカーから信頼を集めている。新潟市と福島県に工場を有し、熱処理に関するあらゆるニーズに対応。人材教育にも力を入れ、社員の6割が金属熱処理技能士2級以上の資格を取得している。金属熱処理の総合メーカーとして、注目の企業だ。

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金属熱処理総合メーカー

COMPANY PROFILE

株式会社 渡辺製作所

〒950-1455新潟市南区新飯田3000番地
TEL/025-374-2146URL/http://www.watanetu.jp/

事業内容/金属熱処理総合メーカー 一般熱処理、アルミ熱処理などの表面改質技術による熱処理および加工設計

設立/1967年資本金/2500万円従業員数/120名

自動車から包丁まで、幅広く関わる「熱処理技術」。
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金属熱処理。普段はあまり意識をすることのない分野だが、実は私たちの生活に密着している。例えば自動車のエンジンや足回り。それぞれの部品に熱処理が施されることで、衝撃に対する強度が高まったり、摩耗に対する劣化が抑えられたりする。仮に熱処理という技術が存在しなければ、金属はあっという間にすり減ったり破損したりして、機能を発揮しなくなってしまう。そのくらい重要な技術なのだ。「当社で熱処理している製品の内訳は、自動車部品が約6割。その他にも、建設機械、鉄道車両、船舶、電気製品、刃物、工具など、多種多様です」と、取締役製造部長の羽入修は話す。トヨタ自動車、本田技研工業、リケン、デンソー、コマツ、三菱重工業などの指定工場、認定工場にもなっている渡辺製作所。名だたる大手メーカーから、その高い技術力を評価されているのだ。「金属熱処理は、お客様から素材をお預かりし、付加価値をつけてお届けする仕事。多方面からさまざまなご相談をいただいています」。

また、ひと口に熱処理と言っても、実はさまざまな種類が存在する。真空熱処理、雰囲気熱処理、ロウ付け、窒化、高周波焼入れ、アルミ合金の熱処理などがその例だ。金属素材の種類、製品の用途などによって、必要な処理もまったく異なってくる。「これだけ多様な熱処理に対応している企業は全国でもめずらしく、当社の特長のひとつです」。2013年には福島県二本松市の新工場が稼働し、2017年には新潟で第7工場が稼働。東北でのシェアトップを目指すと意気込む。

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どんな要望に対しても、決して「NO」は言わない。
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渡辺製作所の技術力への期待は、県内にとどまらない。山形・福島といった東北地方、栃木・群馬・茨城などの北関東、遠くでは大阪からも依頼や相談がやってくる。もちろんそれらの地域にも金属熱処理メーカーは存在する。なぜ渡辺製作所が選ばれるのか?「私たちは依頼に対して“できない”と答えることはありません。どうすればできるかを考えることを大前提としています」。そのため、他社に依頼したが断られてしまったという相談が来ることも少なくない。規模の小さい案件、スケジュールがタイトな案件、その中身はさまざまだが、物理的に不可能でない限りは請け負う。その積み重ねが信頼を生み、新しい仕事につながっていく。「金属熱処理の業界は淘汰が始まっています。長く続いていく企業と廃れてしまう企業の差は、そうした小さなところから生まれてくるのだと思います」。

同社が選ばれる理由はまだある。新潟市内の本社には、7つの工場があり、それぞれが異なる機能を持って稼働している。そのため、金属熱処理に関するあらゆるニーズに応えることができるのだ。「ひとつの製品が完成するまでに、異なる種類の熱処理が何度も必要になる場合があります。例えば一種類の処理しかできないと、お客様はまた別の熱処理メーカーを探さなくてはなりません。当社であれば丸ごと請け負うことができるため、コスト的にも時間的にも効率的なのです」。

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社員の6割が、金属熱処理技能士を取得。
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技術力を語る上で、社員個人の能力も重要な要素だ。この分野では、国家資格である技能検定の「金属熱処理技能士」という資格が存在する。渡辺製作所では、社員の6割が2級以上の金属熱処理技能士を取得。この中には事務職の社員も含まれている。「お客様にとっては、事務職は会社の窓口です。細かく対応していくために、基本的な知識は欠かせません」。さらに課長より上の役職は1級以上の資格を持ち、日本全体でも数少ない特級を持つ社員は4名。同業他社と比べても、これだけの資格取得者がいる企業はめずらしいという。2級は全員取得を目標とし、毎年8月に実施される試験に向けて、5月から社内勉強会を開催している。さらに、品質管理推進責任者、金属材料試験技能士、非破壊試験技術者など、さまざまな資格を持つ社員がいる。会社が一丸となって、技術力アップと人材育成に力を注いでいるのだ。

だが、はじめから熱処理のことを熟知している社員はいない。だからこそ必要になってくるのが、知識を得ようとする積極性だ。「まずは金属材料の特性と、処理する機械装置の仕組みを理解することが大事です」。金属材料に合わせた熱処理条件を設計するために、特性理解は欠かせない。そして知識を増やし、できる仕事が広がると、また次のやりがいにつながってくる。「やる気があり、結果を出す社員は必ず評価する」と羽入部長は明言する。金属熱処理という分野を極め、高い技術力であらゆる要求に応えるプロ集団。それが渡辺製作所だ。

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