にいがた就職応援団ナビ2019

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価値ある食品パッケージを一貫製作
安全と滋味を守る食文化の担い手に

県内に本社を置くパッケージメーカーとして、堂々トップの売り上げを誇る株式会社熊谷。食品包装に特化し、企画、設計、デザイン、印刷、製袋、検査まで一貫して担う「100%オーダーメイド製作」が強みである。顧客と二人三脚で取り組むのは、機能性とデザイン性を兼ね備えた付加価値の高いモノづくり。環境と安全にも配慮した価値あるパッケージを通して、先人たちが慈しんできた食文化を守り、伝える。それが同社の掲げる使命だ。

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食品向けプラスチックパッケージ

COMPANY PROFILE

株式会社 熊谷

本社/〒950-0087新潟県新潟市中央区東大通2-3-10
TEL/025-244-5161URL/http://www.kumagai-co.com/

事業内容/食品用プラスチックス系包装資材製造・販売、プラスチックス原料・成型品販売、プラスチックス包装機械・加工機械販売

設立/1960年資本金/6000万円従業員数/184名(2017年10月現在)

多様なノウハウを生かした100%オーダーメイド製造
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熊谷は県内初のプラスチックパッケージメーカーとして創業。食品包装に特化したことが奏功して確固たる地位を築き、長きにわたり県内トップクラスのシェアを保持している。いち早く自社製品を開発して他社をリードしてきた米袋のほか、菓子袋、冷凍食品用、惣菜用、レトルトパウチなど、多ジャンルの技術とノウハウを要するのは大きな強み。時勢にマッチした製品づくりを信条に、コンビニエンスストアのプライベートブランドをはじめ、誰もが一度は目にしたことのある有名商品のパッケージを数多く手がける。

同社のパッケージは、どれも100%オーダーメイド。プラスチック原料の選定から最終形の完成に至るまで自社で一貫して担うため、どんな要望にも細やかに、かつスピーディーに対応できる。また顧客それぞれの生産ラインに合わせた製品づくりはもとより、包装のための機械も販売することで、製造ラインごと提供できるのは大きなセールスポイントだ。それらは、顧客それぞれの商品や生産現場を知り尽くしているからできること。言わばコンサルティング的なアプローチで顧客に貢献するのが同社の特長であり、厚い信頼を得ている理由なのである。

食品パッケージはいつの時代にも必要とされ、決してなくならないものの一つだ。同時に、新潟には食品メーカーが多いので常に一定の需要があり、将来的にも安定が見込まれる。こうした安心材料がそろっているのも、同社ならではの特長と言えるだろう。

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話題を集める「新之助」のパッケージを担当
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消費者の手に届くまで、顧客の商品をそのままの状態で維持することは、食品パッケージに課せられたミッションである。一方で、思わず手に取ってしまうようなデザイン性の高さも、やはり求められる要素の一つだ。

同社は今年、満を持してデビューした新潟米の新品種「新之助」のパッケージを担当した。「注目度の高い商品だけにデザインを極立たせるパッケージ素材を何種類も厳選し、また常にスピード感のある対応が必要とされました」と営業部の小野田は言う。「良いものをつくりたい」という強い思いで顧客とつながり、徹底してこだわり抜いた結果、あの赤と白を基調としたモダンなパッケージが誕生した。米袋を主軸として発展してきた同社のノウハウが最大限活かされた成果である。

また、環境に配慮した生産活動も揺るぎない信条である。ポリエチレン米袋の印刷には、米ぬか油が原料のインキを使用。生物由来のため枯渇する心配がなく、環境負荷も少ないなどメリットは多い。「光沢感がほしい、インキが剥がれにくいよう工夫してほしいといった要望を伝え、インキメーカーと改良を重ねました。その結果、品質の安定が実現したため、今はポリエチレン米袋の全商品にこれを採用しています」と品質保証課の佐竹。米袋にライスインキ使用の認証マークが入ることで、顧客からの信頼も増している。

ほかにも、日本パッケージコンテストに入賞した「易開封機能袋 パカットOPEN」をはじめ、機能性と"楽しさ"を兼ね備えた製品の発信により、業界の注目を集めている。

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顧客の要望から新たなスタンダードを確立
イメージ左:営業/小野田 右:品質保証/佐竹

営業職の小野田は、全国にコンビニエンスストアを展開する大手企業の米袋を担当。「オーダーメイドで一からつくるので完成品は我が子のような感覚です」と思い入れをもって仕事に取り組む。「私たちはパッケージのつくり手であり、また買い手でもある。消費者としての判断基準を大切にしながら、手に取りたくなるようなパッケージづくりを心がけています。スーパーで自分の手がけた商品を購入する人を見ると、大きな喜びとともにモノづくりの醍醐味を実感しますね」。

佐竹が所属する品質保証課は、製造現場のサポート役。工程を客観的に見て、より確実でスムーズな作業が行われるよう工夫する。「不良が起きてからではなく、起こさないためにどうすべきかを考えるのが私の仕事。手順の遵守確認や、それを管理しやすい仕組みづくりに日々努めています」。面白みは、お客様、営業、製造と多方面に関わり、それぞれに提案ができること。以前顧客から、静電気により米が舞ってしまい充填できないとの報告があった。「現場を確認した上で、最適な材料を探し、要望を満たす品質を実現して新たなグレードを確立。それを当社のラインアップに加え、お客様の選択肢を広げることができました。感謝の言葉をもらったときの喜びは格別でしたよ」とやりがいを語る。

米離れが進む昨今、二人に共通するのは「米を主食とした食文化を守りたい」という思い。パッケージのプロという立場からそのテーマに取り組み、未来へとつないでいくのが今後の目標だ。

イメージ左:営業/小野田 右:品質保証/佐竹