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技術力と創意工夫の融合による
高精度な部品加工であらゆるニーズに対応。

電子機器、医療機器、自動車、新幹線などに利用される、金属・樹脂部品を製造する中村ターンテック。NC(数値制御)旋盤を駆使した高品質・高精度な切削加工を得意とし、多品種・小ロット・短納期で顧客のニーズに応えている。一見、NC旋盤では困難に思えるような難易度の高い依頼でも、加工ツールを一から自社製作するなどして対応。日本を代表する有名企業から試作の依頼が来るなど、同社の技術力は高く評価されている。

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精密切削加工

COMPANY PROFILE

中村ターンテック株式会社

〒959-0308新潟県西蒲原郡弥彦村大戸635-5
TEL/0256-94-5500URL/http://www.n-turntec.co.jp/

事業内容/電子機器、医療機器、自動車、新幹線、精密工具、産業機械などの分野で利用される金属部品の製造・加工

創業/1953年2月資本金/4000万円従業員数/74名

多品種・小ロット・短納期に対応した部品加工に特化
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NC旋盤加工を中心に、部品の精密切削加工を行っている中村ターンテック。金融機関のATM部品や新幹線の車体制御装置の部品をはじめ、家電製品、電子機器、自動車、医療機器、精密工具など、幅広い分野の金属・樹脂部品を製造・加工している。

多品種・小ロットが同社の大きな特徴だ。直径50ミリ以下の旋盤加工に特化し、1日50〜100種類、1カ月1000〜1200種類もの部品を手がけている。加工依頼のリピートがあるケースも多いが、1回限りの、非常に難易度の高い加工というケースもある。手がける社員からすれば、同じ量産品を黙々とこなしていくのとは違い、毎日違ったもの、新しいものを手がけることになり、おもしろさや活気につながっているようだ。

専門の営業職がいない同社では、顧客からの依頼に対応していくスタイルが基本で、口コミなどで着実に顧客を増やしてきた。新規の顧客開拓は展示会、ホームページ、紹介などによって行っている。高い技術力、素早い対応力への高い評価が同社の一番の強みと言えるだろう。

「にいがた県央マイスター」という新潟県が認定した高度熟練技能者をはじめ、経験豊かな技術者を多数擁し、最新設備と職人技が融合しているのも同社の強み。技術の伝承が課題の一つだが、ISO9001、ISO14001認証取得の取り組みの中で、各社員が扱える機械やできる仕事を明確化し、若手への技術教育にも積極的に取り組んでいる。

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仕事で培った加工技術をコマづくりで発揮、やりがいに
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第二機械課に所属する岩坂守と河村直樹は、数台の複合型NC旋盤を担当し、金属や樹脂の加工を担当している。まず図面を見て製品の加工方法を考え、使用する工具を選定。材料を手配し、加工手順を数値化して機械に入力して加工していくという仕事だ。

「以前私が勤めていたメーカーでは、決められたやり方で、同じ種類のものを旋盤で加工するだけでした。当社では様々なものを加工しているので、個々のアイデアやこだわりで段取りを決めていくことができます。悩むこともありますが、上手く仕上がった時はやりがいを感じます」と、岩坂は同社でのモノづくりの魅力を話す。

社内は明るく、先輩後輩の壁もない。わからないことや作業が上手くいかない時は、先輩や上司に相談し、協力してもらえるという。「みんな仲がいいですよ。夏には休みの日に会社の人とバーベキューをしたりもします。もちろん仕事の上では厳しさもありますが、頼りになる先輩ばかりで心強いです」と河村。コミュニケーション豊かな社内環境が、同社の創意工夫による技術力の向上に繋がっている。

岩坂と河村が今、仕事で培った技術を使って挑んでいるのが、「全日本製造業コマ大戦」だ。志を同じくするライバルたちと熱い火花を散らしている。特に岩坂は、全国を5つのブロックに分けた中日本大会で5位に入り、世界大会へと駒を進めた。他の会社の仲間たちに、自作を評価されることも技術研鑚の励みになっているようだ。

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複合型NC旋盤などの機械を効率良く使うための工夫
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同社には、旋盤70台をはじめ、仕上げ工程で使う機械などバラエティに富んだ工作機械250台が揃うが、工程ごとに機械を効率良く使うことで、顧客の多様なニーズに応えている。

「複合型NC旋盤は、1台で完成品まで仕上げることもできるんですが、複雑な製品で加工するのが数個だと、段取りに1日かかり、実際の加工は数十分で終わってしまうこともあります。そこで、工程ごとに機械を使い分けることで機械の稼働率を上げ、別工程でやった方が早いものは分けてやることで、多品種・短納期に対応しています」と、歌代秀和社長は同社の手法を説明する。切削工具も必要に応じて自社で製作するなど、社内全体に創意工夫の文化があるという。

今後も引き続き中小ロットの旋盤加工に特化していく中で、技術開発力と多品種少量生産体制をより強固なものにしていきたいとのこと。例えば、職人の手加工の部分をNC化していくための研究もその一つ。さらに、今は旋盤加工に特化しているが、自社製品の開発、設計部門の立ち上げ、新規分野への挑戦といった、次のステージづくりを検討中だ。

技術力と社員一人ひとりの工夫で顧客の要望に応える同社にとって、人材育成は生命線。同社が求める人材像とはどういうものだろうか。「当社で活躍している人を見ると、まず何と言ってもモノをつくるのが好きなんですね。仕事ではあるけど楽しんでいる。モノづくりが好きで、仕事におもしろさを見つけていける人がいいですね」と歌代は話す。

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