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理系必見!技術で輝く企業

太陽工機

機械をつくり出す機械であることから、「マザーマシン」と呼ばれる工作機械。(株)太陽工機は、旋盤やマシンニングセンタなど数ある工作機械の中でも、砥石を用いて部品を加工する「研削盤」に特化し、独自の技術で製品開発に取り組んでいる工作機械メーカーです。業界内で高い評価を受けている「立形研削盤」を中心に、円筒研削盤、横形研削盤などを開発・製造・販売し、着実に成長を続けています。この立形研削盤の特徴や今後目指す方向など、同社の詳細についてご紹介します。

基本データ

設立/1986年 資本金/7億32万8200円(2009年3月現在)
本社所在地/新潟県長岡市西陵町221-35
連絡先/0258-42-8808 社員数/216名(2009年9月現在)
売上高/71億600万円(2009年3月単独決算)

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マザーマシンの一つ「研削盤」に特化

ものづくりのベースを支える工作機械。さまざまな種類がありますが、中でも太陽工機が主力としている研削盤は、精密部品加工の最終工程に不可欠な機械です。一般的な研削盤はワーク(加工物)を取り付ける軸が水平になっている、「横形」と呼ばれるものですが、太陽工機が現在主力にしている研削盤は、独自に開発した「立形研削盤」です。直径1メートルを超えるワークなど、大きなものを研削する場合、横形だとワークを機械に取り付ける作業が容易ではありません。しかも、ワークの自重があるため、ごくわずかですが先端がたわんで加工精度が落ちてしまいます。しかし、軸が垂直方向に付いている立形では、ワークを土台に置くだけで取り付けられるので段取り性が良く、またワークの自重の影響を受けにくいため、高精度な加工が可能となるのです。このメカニズムは、高度機能集積形マザーマシンとして学会で認められ、2005年度日本機械学会賞(技術)を受賞しています。

「当社の立形研削盤は、工作機械の基準となる土台や主要部品を仕上げる精度があります。ワンランク上の精度で仕上げることができるので、日本の工作機械のレベルアップに貢献しているんですよ。真円度なども従来のバイト(切削刃物)で削る加工に比べて、3倍以上は精度が上がっているはずです。当社では1ミクロン(0.001ミリ)を保証しています」と、技術・開発部新規開発課の古見洋一マネージャー。

海外への本格展開も視野に、大型製品の開発に注力

同社が重点を置いているテーマは“開発スピード”。立形研削盤を開発した時がそうだったように、いち早く市場のニーズを吸い上げ、それに対応した機械がなければ開発し、供給しようとしています。
 同社が今ラインナップしている研削盤は、高精度の実現のみならず、操作性などの使い勝手の良さやサイズアップといった方向を目指しています。最近では、画面にさまざまな情報を出し、オペレーターがわかりやすく素早く操作できるような設計にも取り組んでいます。

「技術・開発部としては、もう少し大型の研削盤に取り組みたいと考えています。発電設備や産業機器、建設機械などの重厚長大分野では、現在の同社の製品ラインナップよりも大型の研削機が必要とされています。また、これまでは国内90%、海外10%という比率でしたが、もっと海外への販売を伸ばしていきたい。社員の英語力アップに取り組んでいるのも、技術・開発の人間も海外を飛びまわることを想定してのことです」。

バイタリティとものづくりの情熱に溢れた人材が希望

会社自体にとても勢いがある太陽工機。求める人材像も、「バイタリティとものづくりの情熱に溢れた人」とのことです。

「技術・開発部で必要とされるのは、一人で仕事を遂行できる人材。大きなメーカーでは、機械のある部分だけを担当するなど分業化されていますが、当社は少数精鋭でやっているので、一人ですべてのパートを見なければいけない。一人が一つの機械を担当する形になります。個人的には、機械に興味がある人に入社してほしいかな。自分の工具箱を持っているとか、何か機械を分解したことがあるとか、車いじりが好きだとか、そういう人はこの仕事に取っ付きやすいと思いますね」。

同社に入社し、技術・開発部に配属になった場合、まず3次元CADなどの操作を覚え、先輩について簡単な部品を図面化するなどしながら、設計の手順を覚えていきます。

「研削盤の部品点数は、およそ1万点とかなり多いです。それでも担当者レベルなら、現場で部品を見ればどこに使われているかはほとんどわかります。1年ほどで担当機種が持てるようになると思いますね。工作機械はこういう要素で成り立っているという基本は書物などで学べるので、あとは本人の努力で差が出てくると思います」。

世界的に見ても日本の工作機械のレベルは高く、同社の研削盤も海外から注目されています。欧州、中国、北米を拠点とした海外展開の本格化、大型機械対応の新しい組立工場増設(2009年5月竣工)と、太陽工機はますますパワーアップしていきそうです。

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