就活って何だ。働くって何なんだ。【前編】

目前に迫った就職活動。人生を大きく左右するかもしれない大切な時期ですよね。
自己分析して業界研究して志望動機を練って…。
でも、そんないわゆる「就活」に突入する前に、ちょっと考えてみてください。
「そもそも働くってどういうことなの? 就活って何なの?」
これから皆さんをサポートしていく応援団スタッフが、社会人の先輩として、
そしてかつて就活した先輩として、こんな大きなテーマについて語り合いました。
2週に渡ってお届けする今回の座談会。まずは「働くって何だ?」編です。
これからの活動の心構えに、ぜひ読んでみてくださいね!

なりたい自分になるために働く。
IPPO:今日は、これから就職活動を始める皆さんに参考になるように、大きなテーマで語り合ってもらいたいと思います。まず、3人は会社に入る前、「働く」ってどういうイメージでしたか?
鈴木:正直「載らされるレール」という、まったく暗いイメージだったんですけど(笑)。朝早く起きたりすることに不自由感があったんだと思います。でも何年か働いていくと、お金が貯まってきたり、学生の時とは違う喜びや充実感を感じるようになりました。
高杉:私はあまり長期的な視点がなくて、「来年から1日8時間、会社で何かするんだな」くらいのことしか考えてなかったです。実際に仕事を始めてみると、自分でお金を稼いで自分で部屋を借りてっていう、自分の生活を自分でハンドリングできる感覚が楽しかったですね。それから、就職活動中に会社説明会などで先輩を見て、「こういう風になれたらいいな」という憧れを持っていたので、働くということを、そういう先輩になるための過程として位置づけていたとも思います。

今は、5年後にはこうなりたい、10年後にはこんな風に生活したいという目的に毎日の仕事が繋がっていて、だから今はこういう仕事をしなきゃいけない、と少しは考えられるようになってきたと感じています。社会人になったばかりの頃はただ憧れていただけでしたけど。

八代:僕は何となく、「社会人になるのって楽しそうだな」と思っていました。もちろん不安に思う部分もありましたけど、楽しいことの方が多いんじゃないかって。知らないことを始める時には何かワクワクするじゃないですか。そういう感覚だったことを覚えています。現実はそんなに甘くなかったわけですが。

IPPO:今は「働く」って何だと思いますか?
八代:「守る」という感覚が強いですね、家族とか生活とか。だから仕事も、それ自体が目的というより、手段という見方をしていることもあるかもしれません。
鈴木:でも、1日の大半の時間を仕事に費やすわけですよね。それに、例えば病気になった時には休むか無理して会社に行くかを判断するわけですけど、よく考えると自分の体と仕事を同レベルで扱っているわけでしょ。これは働きだしてより感じるようになったんですが、仕事ってそのくらい大きなものなんだと思うんです。自分の健康と同じくらい重要なもの。

だから今は、「働く」っていうことは、そんな仕事を通じて、目標や「こういう自分になりたい」というところに近づくことなんじゃないかと考えています。そして、目標に近づいていくプロセスとして仕事があるからこそ、大切にしなければいけないんじゃないかと思うんです。
高杉:なりたい自分に近づくための経験を蓄えるということもあるし、一方で生活を自分で作っていくという現実的な側面もあって、それはそれで楽しいことですよね、自立しているという感覚が。「働く」というのは、その両面のバランスを取りながら、鈴木さんの言うように自分の大きな理想像に近づいていくことなのかなと思います。
働くことの充実感は、毎日の積み重ねから。
IPPO:これから社会に出る皆さんは、きっと「やりがいのある仕事をしたい」と思っているのではないかと思います。「やりがい」ってどういうことだと思いますか?
高杉:何でもいいので、何か憧れを持って会社に入った方がいいと思うんですよ。「ああいう風になりたい」とか「何々に携わりたい」とか。それに日々近づけるかどうか。ちょっとでも近づくことができれば、それがやりがいになるんじゃないでしょうか。
八代:仕事を一つひとつ覚えていくこと自体も、大切じゃないかなと思います。そうやって積み上げることで、自分のできることが少しずつ増えていく、そうすると仕事も楽しいですよね。「石の上にも3年」と言いますけど、続けていって初めてわかることもいろいろありますし。
鈴木:ある程度自由があって、自分なりのエッセンスを加えた仕事が結果に結びつくと楽しいですし、やりがいを感じます。でも、逆に自由すぎるとすごく苦しくなるので、そこが紙一重という気もします。

高杉:学生の時はたぶん、目の前の仕事をやることそのものが楽しいとか、達成感があるとか、そういう風に考えることが多いんじゃないかなと思うんですよね。私もそう思っていましたし。もちろんそういう面もあるかもしれないけど、実際に1日でできることって、自分がやりたいと思っていることのほんの一部でしかないわけです。その一つひとつに全部やりがいがある仕事なんてそんなにないと思います。

だから、少しずつの積み重ねがどこに向かっているのか、その方向と目的地がしっかりわかっていれば、自分のやっている仕事に充実感を感じられるんじゃないかなと思いますよ。

志望動機は人それぞれ。自分なりのこだわりを。
IPPO:では次に、「就活」について伺います。皆さんが新卒の時には、どんな就職活動をしましたか?
八代:僕は不動産業界に業界を絞っていました。何で不動産業界にしたかというと、ただ「家を見るのが好きだった」というシンプルな理由から。職種は営業を目指したんですが、どうせなら高いものを売ってみたいと思っていたんです。
高杉:あ、私も「高いものの方がいいな」と思っていました。お客様として接する相手が、普段会うことがないような人たちばかりかなって興味があったんです。それで、宝石とか、エステとか、美容には結構お金を使う人が多いということで化粧品とか、そういう業界を受けましたね。
八代:それが僕の場合は不動産業界だったんですけど、全く何もわからず、これといった準備もせず、ただ会社を受験していたのでかなり苦戦しました。15社くらいは落ちたと思います。それで何とかベンチャーの不動産会社に入り込んだという感じです。
座談会参加メンバー紹介

にいがた就職応援団

高杉 貴子

異業種から応援団に中途で入社して早4年。新卒の時も人材ビジネスに興味があり、某大手数社の受験歴あり(結果は惨敗)。地元の企業と学生両者にとってよい採用・就活になるようお役に立てると、仕事しててよかった!と感じます。

にいがた就職応援団

鈴木 悦子

社会に出て7年目です。学生の時と大きく違うのは、お金の使い方とモノの考え方でしょうか。社会人ってよいことたくさんありますよ。就職氷河期での就活を思い出しつつ、皆さんの就活サポート頑張りますね。

にいがた就職応援団

八代 健太

中途で入社し、応援団の団員となって半年となります。就職活動を振り返ってみると、もっとさまざまな企業を見ておけばよかったと後悔しています。皆さんにはいろいろな企業を見て自分に合った企業を見つけてほしいです。